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H2O/4~9月の売上高6.7%増、当期損失12億3700万円

2011年10月27日 / 決算

エイチ・ツー・オーリテイリングが10月27日に発表した2012年3月期第2四半期の業績は、売上高2363億8200万円(前年同期比6.7%増)、営業利益36億6000万円(23.1%減)、経常利益38億4000万円(27.6%減)、当期損失12億3700万円(前期は25億1700万円の当期利益)と増収減益ととなった。
売上高は、3月の博多阪急や阪急百貨店大井食品館の出店により、増収となったが、営業利益と経常利益は出店に伴うコスト増により減益に、百貨店事業において人事制度改編に伴う特別損失52億8200万円を計上し、当期損失となった。
百貨店事業では、大阪・梅田では、建て替え工事により阪急うめだ本店の営業面積が縮小と、競合他社による出店・増床が続いたため、阪急・阪神両本店の特徴をより明確化する狙いで、今春に阪神梅田本店の改装を実施し、両本店間の買い回りを促進する施策を強化した。
この結果、両本店における自社カード顧客の売上高は前年水準を維持し、阪急・阪神両本店をあわせた梅田事業の売上高は4.7%減と、期初に想定したほどの影響はなかったという。
3月に開業した博多阪急と阪急百貨店大井食品館の売上が加わり、百貨店事業の売上高1760億6800万円(6.5%増)で、営業利益は19億5200万円(45.1%減)と、新店開業コストの増加により減益となったが、経費コントロールの精度向上もあり、予想を上回る結果としている。
スーパーマーケット事業は、食品スーパーを運営する阪食が、対面販売の強化など新しいプロトタイプ店舗への転換を進め、第2四半期期間では既存店舗7店舗を改装した。
これらの改装店舗の業績が順調に推移した結果、既存店ベースでの売上高は前年同期比で1.3%減となり、昨年度に出店した新店を加え、食品スーパーの売上高は453億4000万円(0.1%増)、営業利益6億8100万円(3.7%増)となった。
通期は5030億円(8.2%増)、営業利益86億円(18.5%減)、経常利益89億円(20.6%減)、当期利益9億円(71.1%減)を見込んでいる。

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