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セブン&アイ/3~11月は売上高7.5%増、営業利益0.1%増の2494億円

2015年01月09日 / 決算

セブン&アイ・ホールディングスが1月9日に発表した2015年2月期第3四半期決算は、売上高4兆5017億5100万円(前年同期比7.5%増)、営業利益2494億5500万円(0.1%増)、経常利益2492億8700万円(0.1%増)、当期利益1273億1000万円(0.6%増)となった。

売上高は、主にコンビニエンスストア事業の増収と通信販売事業の新規連結により増収となった。

営業利益、経常利益、当期利益はコンビニエンスストア事業と金融関連事業を中心に増益となり、第3四半期における売上高、営業利益、経常利益はそれぞれ過去最高の数値を達成した。

セブン-イレブン・ジャパンと7-Eleven,Inc.におけるチェーン全店売上を含めた「グループ売上」は、7兆6487億3000万円(6.5%増)となった。

セグメント別の業績は、コンビニエンスストア事業が売上高2兆751億9400万円(8.6%増)、営業利益2096億3700万円(6.1%増)、スーパーストア事業が売上高1兆4871億7400万円(0.2%増)、営業利益94億5200万円(44.6%減)、金融関連事業が売上高1337億6600万円(12.9%増)、営業利益369億6600万円(7.3%増)、その他の事業が売上高407億9400万円(7.2%増)、営業利益28億500万円(38.3%増)と増収増益なった。

しかし、ニッセンホールディングスの通信販売事業は、売上高1322億3800万円、営業損失52億2800万円、百貨店事業が売上高6271億5600万円(0.3%増)、営業損失17億2100万円、フードサービス事業は売上高607億2900万円(2.4%増)、営業損失3億9800万円だった。

通期は、売上高6兆1300億円(8.8%増)、営業利益3560億円(4.8%増)、経常利益3540億円(4.4%増)、当期利益1840億円(4.7%増)、グループ売上10兆2000億円(6.3%増)見通し。

消費環境の変化に対応し、付加価値の高い商品の開発や地域特性に合わせた品揃えの強化、接客力の向上に取り組んだ。

グループのプライベートブランドである「セブンプレミアム」やグループ各社のオリジナル商品は、新商品の開発を推進するとともに既存商品のリニューアルを実施し、品質の向上と新しい価値の提案を図った。「セブンプレミアム」の売上は6070億円(22.1%増)となり、年間計画8000億円に対して順調に推移した。

グループ横断的な取り組みとしてオムニチャネル戦略を推進しており、自社と各事業会社におけるオムニチャネル推進部門の体制を強化した。

セブン-イレブンでは、「街の本屋」として書籍や雑誌の受け取りサービスを強化するとともに、ロフトや赤ちゃん本舗等の商品の受け取りサービスを推進した。

2014年11月には、そごう・西武が運営するオンラインショッピングサイト「e.デパート」で取り扱っている靴の返品受付サービスを開始した。

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