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ハウス食品G/4~9月期の営業益は前年並みに、通期予想は下方修正

2013年10月30日 / 決算

ハウス食品グループ本社は10月30日、2014年3月期第2四半期(4~9月)連結決算を発表した。

売上高は1145億7100万円(前年同期比10.3%増)、営業利益は46億6000万円(横ばい)、経常利益は55億2500万円(1.2%増)、純利益は34億1600万円(13.4%増)だった。

売上高については、海外事業の伸長に加え、5月に食材の輸入販売を手がけるヴォークス・トレーディングを連結子会社化したことなどが寄与。

事業別でみると、香辛・調味加工食品事業が0.5%増収、海外事業が35%増収、運送事業などが70%増収となった。

一方、健康食品事業は7.4%減収。

健康食品事業において、「C1000」が苦戦したほか、ウコン市場に競合他社が参入したことなどが、利益面でのネガティブ要因となった。米国の大豆価格高騰も利益を圧迫。

一方で、ルウカレーの生産拠点再編に備えて在庫調整を行ったほか、ハウスウェルネスフーズの株式取得時ののれん償却負担が軽減されたことなどが、利益面でのサポート要因となり、各利益は横ばいか、成長基調を維持した。

通期予想は下方修正した。売上高を従来予想の2330億円から2320億円(前期比10.6%増)に、営業利益を125億円から95億円(17.0%減)に、経常利益を140億円から108億円(19.7%減)に、純利益を88億円から86億円(4.2%増)に、それぞれ引き下げた。

原材料価格の高騰やデフレ傾向などが続くとの見方から、引き続き厳しい経営環境が予想されるためとしている。

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