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矢野経済研究所/2008年のホームファッション市場規模は3兆2895億円

2008年12月16日 / トピックス

矢野経済研究所は12月16日、寝具やタオル類などの市場動向をまとめた調査報告書「ホームファッションブランド 2009年版」の概要を発表した。この調査は9-11月の期間中、家具・寝具メーカーなどに同研究所が面談調査などを行なった結果をまとめたもの。

報告書の概要によると、2007年のホームファッション市場規模は前年比2.7%減の3兆4652億円と見られ、2008年も5.1%減の3兆2895億円と引き続き市場が収縮する見込み。その背景には原材料価格の高騰や少子化・晩婚化などがあり、市場は当面縮小基調で推移するという。減少が続く中でもホームライティング、キッチン・テーブルウェアなどは比較的堅調に推移しており、キッチン・テーブルウェアの場合、食べることや食の安全への注目が高まっているため事業機会が比較的確保できている模様だ。

こうした背景を受けて、一部のメーカーは雑貨寄りの売れ筋商品でラインナップを拡充。駅ビルなどに小型店舗を出店することで新業態開発につなげている。一方、高級家具を専門的に扱う企業にはこのようなフットワークの軽さがなく、業務提携や事業譲渡を迫られる可能性があるという。このほかの傾向としては、光触媒を利用した壁紙、LED照明など環境配慮型の商品が徐々に販売量が大きくなりつつある。

頒布価格は1部12万6000円。

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