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三陽商会/9月は気温が下がり秋物が堅調

2013年10月04日 / 月次

三陽商会は10月4日、9月度商況を発表した。

9月は、全国的に台風の影響による天候不順の影響があったものの、関東を中心に月の平均気温が前年より1度以上低く、衣料マーケット全体として秋物が好調に推移した。

ビジネスアイテムや重衣料を中心に好調に推移し、全社の店頭販売額(前売)は前年比約6%増となり、各カテゴリーにおいて前年を上回る結果となった。

紳士服は、ビジネスアイテムが好調に推移し全体の売上を大きく牽引しており、販売数ベースにおいてジャケットの販売着数が30%増以上、スーツが20%増以上となった。

スーツでは高額ラインのオーダースーツの売上が、約4倍と非常に好調な売れ行き。靴ブランドの三陽山長においても単価8万円~10万円といった高額なドレスシューズの動きが目立っている。

婦人服は、レインコートアイテムが特に好調で、販売着数で80%増近くの売れ行き。トレンドアイテムとしてはここ近年大きな動きを見せていなかったスカートアイテムが好調で、販売着数で8%増となった。

好調なスカートアイテムと合わせるニットアイテムも好調な売れ行き。素材ではチェック柄を使用したボトムやシャツなどの動きも目立っている。

10月1日に発表された消費税増税に伴い、消費マインドの向上が予想されることから、店頭でのビジネスアイテムやコートアイテムの更なる販売強化を目指す予定だ。既に10月に入りコートアイテムの売れ行きが例年より上回って稼動し始めているという。

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