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J.フロントリテイリング/11月の売上高は大丸6.4%減、松坂屋5%減

2009年12月01日 / 月次

J.フロントリテイリング(2009年2月期売上高:1兆966億円)が12月1日に発表した11月の売上速報によると、大丸の合計売上高は前年同期比6.4%減、松坂屋は5.0%減だった。

大丸の15店舗中前年実績超となったのは心斎橋店の11.9%増、札幌店の3.1%増のみで、その他の店舗は軒並み減少した。最も売上が減少したのは梅田店の14.3%減で、神戸店の13.6%減がこれに続いている。

店舗別の状況では、大丸は北館オープンによる嵩上げ効果で心斎橋店が2桁増となり、札幌店も前年を上回った。

松坂屋では、高槻店が3.1%増、岡崎店が49.7%増となったほかは減少した。直営8店舗で最も減少したのは豊田店の15.7%減だった。11月は14日にオープンした大丸心斎橋店北館の嵩上げがあった一方、土曜日が1日少なかったこと、気温が高かったこともあり、婦人・紳士とも秋冬物衣料品の定価商品などが苦戦した。宝飾品など高額品の動きも鈍かった。

名古屋店がカード顧客向け販促の強化などでマイナス幅を縮小し、上野店も店内催事を中心に価格対応を強化して、法人外商を除いた店頭ベースでは0.7%減とほぼ横ばいで推移。岡崎店は「閉店前の売りつくし」効果にで大幅増となり、高槻店が法人外商の嵩上げで前年実績を上回った。

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