流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





J.フロントリテイリング/300億円投資、大丸梅田店を来春増床

2010年10月22日 / 店舗

J.フロンリテイリングの百貨店事業会社である大丸松坂屋百貨店は10月22日、2011年春に大阪府の「大丸梅田店」を増床オープンすると発表した。

<大丸梅田店増床全館オープン時のフロア構成>
20101022daimaru1.jpg

JR大阪駅の改良・南側広場の再整備と合わせて、大規模増床を行うもの。投資予定額は300億円で、売場面積は現在の約4万㎡から6万4000㎡と約1.6倍に拡大し、1983年の開業以来、かつてない規模のリニューアル・増床となる。

来春の増床オープンに先行する第1期として、これまでレストランフロア、リビングフロア、婦人服ヤングフロア、コスメティックフロアなどのリニューアルを実施した。

年内には既存部分の11フロアを改装オープンする予定で、おもちゃのトミカショップや料理教室のABCクッキングスタジオなどを導入する。

来春には10階~12階の増床部に東急ハンズ、13階の増床部にユニクロが出店する。

品揃え・販売などを自ら手がける自主運営売場と大部分を委託するショップ運営売場を区別し、それぞれに最適なオペレーションを確立し、効率的な店舗運営を実現するという。

これまでの重点対象顧客は、ショッピングなどを目的に来街する専業主婦を中心としたミセス層や梅田周辺で働き、または通勤途上で梅田地区を訪れる30代から40代のOL層だった。

増床によって、新たなターゲットとして、これまであまり百貨店を利用しなかった子育て世代のアラウンド30を中心とするワーキングマザーや男性と梅田東エリアや大阪駅周辺に来街しているが、百貨店を利用していないヤング層を狙い、次世代マーケットを開拓する計画だ。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧