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婦人服のアイエスエル/特別清算開始決定、負債33億円

2010年10月25日 / 経営

帝国データバンクによると、アイエスエル(資本金9000万円、渋谷区千駄ヶ谷2-11-1、代表清算人新道薫氏)は、10月12日に東京地裁へ特別清算を申請、10月14日に特別清算開始決定を受けた。

アイエスエルは、2005年9月に設立された婦人服小売業者。サザビーリーグ(渋谷区)、伊勢丹(新宿区)の共同出資により設立され、持ち株比率81%のサザビーリーグの連結子会社となっていた。

2006年3月に東京青山に高級婦人服店「Zadig&Voltaire」(ザディグ&ヴォルテール)をオープン以後、伊勢丹店舗内への出店など積極的な店舗展開を進め、ピークとなる2008~2009年にかけては全8店舗を展開し、いわゆるセレブ・ファッションの高級ブランドとして人気を得ていた。

しかし、ファスト・ファッションに象徴される流行の変化や、低価格化と消費の落ち込みによって業績不振となり、親会社によるブランド再編成の対象となっていた。ことし9月30日に開催した株主総会で解散を決議、今回の措置となった。

負債は、2010年2月期末で約33億8000万円。

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