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ファミリーマート/来年、人口減少地域対応の小型店を出店

2010年12月14日 / 店舗

ファミリーマートはこのほど、人口減少地域での買い物弱者が増加していることに対応し、来年にも地方都市の郊外に小型店を出店する方針を明らかにした。
地方都市を中心に、人口減少に伴い既存の小売業が廃業し、買い物する場所がなくなるケースが増加していることへの対応するもの。
通常のコンビニエンスストアの規模では採算が合わないため、出店コストを抑えた小型店での出店を計画している。
同社の標準的な店舗面積は100㎡以上となっているが、店舗面積を半分から3分の1に縮小し、土地・建物への初期投資コストを削減。
品揃えも標準的な約3000品目を半分から3分の1まで絞込み、店舗オペレーションを簡素化する予定だ。サービス面では高齢者への対応として宅配サービスを検討している。
店舗運営コストを軽減するため、営業時間も24時間でなく、短縮した営業時間を予定している。
同社の2010年2月期の全店平均日商は49万8000円となっているが、新たに展開する小型店舗では20万円程度の日商でも採算がとれるモデルを目指すという。
出店予定地は、商品の配送コストを削減する観点から、既存の配送センターや店舗がある地域とする計画で、配送ルート上の周辺で店舗がない地域を計画する。

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