ヤマダ電機は10月31日、武蔵野市のJR吉祥寺駅南口前に都市型店舗「LABI吉祥寺」をオープンする。
「LABI」は、「LIFE ABILITY SUPPLY」からなる造語で、「発見・体験・楽しさ・発信」をコンセプトに、ヤマダ電機が展開するショッピングだけではない、エンターテインメント性を高めた都市型店舗。
吉祥寺では、2008年にJR吉祥寺駅北口ダイヤ街に「LABI吉祥寺パソコン館」をオープンしていたが、今回、「LABI吉祥寺パソコン館」を移転増床し南口前に、単独店として出店した。
地上1階~7階に約1200坪の店舗を展開。パソコン・携帯電話・タブレットPCなどの最新のデジタル家電から、省エネ・高機能の白物家電、今話題の掃除機や調理家電なども品そろえし、幅広い世代のニーズに対応する。
店長には、2007年11月にオープンした都市型店舗「LABI品川大井町」の開店準備に関わり、「LABI吉祥寺パソコン館」の店長を務めた辻孝之さんが就いた。
辻さんは「吉祥寺には、ヨドバシ吉祥寺があり、お客様からも比較されている。移転したことで、家電や雑貨、食品など総合的な品ぞろえができた。地域密着の店舗を目指し、サービスで他店との差別化を図りたい」と語った。
1階は、スマートフォン・携帯電話・ウェアラブル端末を展開。docomo、au、SoftBankの携帯大手3キャリアのサービスカウンターを設置した。
また、今年になって商品が充実してきた、時計型やメガネ型など身に着けることができるウェアラブルコーナーを展開した。
月額の利用料金が安い格安スマートフォンを集めた「超特価スマートフォン」コーナーも展開し、話題性が高い商品の充実を図った。
スマートフォン関連の商材としてスマホカバーを中心としたアクセサリーを充実させ、床から天井までつながる高層什器で豊富な品ぞろえをアピールする。
2階は、テレビ・ブルーレイレコーダー・デジタルオーディオ・DVDソフトを展開。
テレビでは、新製品が増加している高画質の4K対応機種を集めた「高画質4K対応」コーナーを設置した。
3階は、デジタルカメラ・ビデオカメラ・ミニコンポ・ラジカセを展開。
カメラ関連商品では、「カメラ三脚」やSDカードを中心とした「カードメディア」「デジカメケース」なども豊富に展開する。
ミニコンポやラジカセコーナーでは、オーディオ機器にこだわりのあるお客も多い吉祥寺の商圏にあわせ、レコードプレーヤーも販売。レコード針も取りそろえた。
CD音源を超える高音質を実現したハイレゾ技術に対応した「ハイレゾ対応機器」コーナーを展開。ヘッドホン視聴コーナーでは、実際に視聴できる機種を拡大し、音質の違いを体験できる工夫をした。
4階は、パソコン・プリンタ・パソコン周辺機器を展開し、企業法人専用窓口も設けた。
PCサポートクリニックコーナーを設置し、修理総合サービスを提供。修理のほか、パソコン購入時の設置・設定などのサポートも提供し、パソコンを使い慣れない高齢者などのニーズに対応する。
5階はゲーム・おもちゃ・日用品・時計・免税コーナー。入口となるエスカレーター前に免税コーナーを展開し、訪日外国人のお土産需要に対応する。
辻店長は、「LABI吉祥寺パソコン館でも、外国人旅行者の来店はあった。今回、しっかりした免税コーナーを設けたことで、いままで以上に外国人旅行者のお土産需要に対応していきたい」と語る。
吉祥寺店は「子どもからお年寄りまで、家族みんなの欲しいがここにある」をテーマにしている。
子どもに人気が高いゲームや玩具のほか、化粧品・ボディソープ・ヘアカラー・洗濯用洗剤・キッチン用洗剤などの日用品、介護用品などを展開することで、幅広い年代の集客が見込めるという。
6階は、調理家電・健康器具・理美容器具・掃除機・ホームセキュリティーのフロア。
ロボット掃除機の実演コーナーを設けたほか、掃除機では、床にカーペット、フローリング、畳などを配置し、実際の使い心地が試せる工夫をした。
そのほか、ヤマダ電機が展開するオリジナル商品「ハーブリラックス」のコーナーを設置した。
7階は、冷蔵庫・洗濯機・エアコン・照明器具・季節商品を展開する。
配送・工事・受付カウンターを大きく設け、購入後の配送・取りつけや既存商品のリサイクル対応などのサービスも提供する。
LABI吉祥寺では、はじめての取り組みとして10月31日~11月3日、先端技術の近距離データ通信機能「iBeacon(アイビーコン)」を導入したキャンペーンを実施する。
スマートフォンアプリを活用した販促で、「商品情報」や「お得なクーポン」などを自動的に配信することで、顧客満足度の向上を図りたいという。
店舗概要
所在地:武蔵野市吉祥寺南町2-3-13
店舗規模:1階~7階売場(7フロア)
店舗面積:約1200坪
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