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日本政策投資銀行/ベイシアに「DBJ環境格付」に基づき融資

2011年05月19日 / 経営

日本政策投資銀行(以下DBJ)は5月19日、ベイシアに対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施したと発表した。
関東小売業では初の環境格付取得となった。
「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。
ベイシアは、北関東を中心として、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、埼玉県、千葉県、新潟県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、滋賀県の13県下に102店舗を展開しているショッピングセンターチェーン。
同社の環境経営は、店舗施設・設備の改善を進め、省電力・省資源に努めることを環境保護に対する方針の中に掲げ、積極的な省エネ対策の実践に努めていることにその特徴がある。
今回の評価では、「トップランナー方式」に準じた空調機器の選定、蓄熱ヒートポンプシステムといった省エネ設備の導入、全店を挙げた効率的な照明配置の実施等により、年々店舗数が増加している中にあってエネルギー使用総量の抑制に成功している点、さらに、リサイクル業者や契約農場等と連携し、地域に根ざした食品リサイクルループを構築した結果、弁当、総菜等の廃棄食材のリサイクル率の改善を実現している点、等を高く評価したもの。
また、同社は、上記環境格付の取得とともに、「CO2排出量原単位」を5年以内に5%以上削減するとの誓約締結に合意したことから、国からの利子補給金の交付も受けることとなった。

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