テット・オム/メンズアパレル、民事再生で負債5億円
2014年07月15日 / 経営
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帝国データバンクによると、テット・オムは、7月10日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
1976年2月に創業し、1981年2月に法人改組し、テテの事業を引き継ぐ形で営業を開始した。主にメンズ向けの自社ブランド「TETE HOMME」(テットオム)のほか、「HALB」や「ADPOSION」などのブランドを展開し、いわゆるDCブランドの一角に位置していた。
80年代のDCブランドブーム時には、人気TVドラマ「あぶない刑事」において舘ひろし氏が着用するなど人気を博し、相応の知名度を有しており、2008年8月期には年売上高約21億4600万円を計上していた。
しかし、その後は激しい価格競争の中で低価格化が進むなか、売り上げは年々減少し、2013年8月期の年売上高は約15億6000万円に落ち込んでいた。
この間、慢性的な赤字経営に陥っていたため、経費削減を進めるとともに、各種販促活動や新規展開に注力。取引先に対する支払い繰り延べなどで繰り回していたが、ここにきて資金繰りがひっ迫し、今回の措置となった。
なお、会社側によれば、「はるやま商事(東証1部)から7月10日付で民事再生手続き下でのスポンサー企業としての支援表明を受けており、同社は申立人支援の具体的検討を開始した」という。
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