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日本ハム/子会社の生産拠点を再編、関西に高生産性ライン新設

2015年03月27日 / 経営

日本ハムは3月27日、100%子会社の日本ハムファクトリー(NHファクトリー)が保有するハム・ソーセージの生産拠点を再編すると発表した。

NHファクトリー小野工場(兵庫県小野市)の敷地内に新棟を建設する一方で、現在のNHファクトリー兵庫工場(兵庫県加古川市)は製造を終了し、新棟に移転する。2016年10月に小野工場新棟を稼働し、12月に現兵庫工場での生産を終える予定。

これに伴い、従業員の異動が必要となることから、NHファクトリーは同日付で労働組合に申し入れを行ったという。兵庫工場に勤務する全従業員が異動の対象となる予定。

同社は、生産体制の最適化などに取り組むなかで、近畿圏、東海圏におけるシェアの拡大に向けて、関西地区に高生産性ラインを備えた基幹工場が必要との認識に至った。

兵庫工場の老朽化が進んでいたことなども勘案し、コスト競争力・収益力の向上を図るためには、小野工場の敷地内に高生産性ラインを備えた新棟を建設し、兵庫工場を移転させるのが最良と判断したという。

兵庫工場の小野工場新棟への移転後、新棟を含めた既存の小野工場の名称は、「兵庫工場」に変更する予定。

今回の工場移転に伴い、固定資産減損損失として約21億円を2015年3月期に計上する見込みだが、通期予想は変更しない。

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