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伊藤忠、博報堂/ファッションでCO2年間2万t削減プロジェクト

2010年04月17日 / トピックス

伊藤忠商事と博報堂DYメディアパートナーズは4月上旬、ファッションをテーマにした地球温暖化対策プロジェクト「ファッション アース プロジェクト」(FEP)をスタートした。

企業や生活者との共同の取り組みによって、年間で2万tのCO2削減を目指す。2万tは、東京ドーム3344個分の広さの森が1年間に吸収するCO2とほぼ同じとなる。

ファッション業界団体の協力を受け、経産省製造産業局繊維課の賛同を得ている。個別の企業ではイトキン、ビッグボーン、ボンマックス、レナウン、ワールド5社が参加を表明しており、今後もアパレルメーカーへの呼びかけを続ける考えだ。

参加企業は事務局からプロジェクトのロゴが入った1枚10円相当の商品下げ札(FEP下げ札)を購入し、衣類商品に取り付け店頭で販売する。事務局は参加企業のFEP下げ札購入費からFEP下げ札制作費、事務局運営費を差し引いた金額(全体の約3割)を環境保全活動に還元する。

生活者には店頭で、FEP下げ札に記載された環境保全のメッセージを見てもらうことで、地球温暖化防止について考えてもらう。商品を購入することがFEPの支持につながる。

環境保全活動に還元される金額や使用用途、生活者に対するメッセージはプロジェクトのホームページ上で公開し、生活者の理解を深めていく考えだ。

伊藤忠商事と博報堂DYメディアパートナーズが協働でプロジェクト事務局を開設し運営管理を行っていく。

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