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マクドナルド/大阪府と二酸化炭素25%削減の実証事業

2010年11月20日 / トピックス

日本マクドナルドは、大阪府の4店舗で排出される二酸化炭素の25%削減に向けた集中的なエネルギー対策工事を10月より順次実施し、翌年3月末までにその実証を行う。
<実証店舗として改装した梅田茶屋町店>20101119mcd.jpg
実証事業の対象は4店舗で、10月23日に枚方バイパス店、11月19日に基幹店である梅田茶屋町店が改装オープンし、実証可能な体制が整った。続いて11月30日に1号線出屋敷店、12月15日にビオルネ枚方店を改装する予定だ。
同社は、環境省の「平成21年度チャレンジ25地域づくり事業」の選定地域となった大阪府により、共同事業者として選定され、7月9日に委託契約を締結している。
マクドナルドが実証事業を行う4店舗では、エネルギーの消費量の多くを占める「照明設備と空調設備」を中心に、合計10以上の対策を実施する。
LED照明や客席を中心に看板、駐車場などにも導入し、消費電力の削減を図る他、高効率な空調機(EHP)を導入するとともに、遮熱ペイントや室内の空気循環を改善する装置などを複合的に導入し、空調負荷を削減する。
ダクトインバーターや電圧降下制御装置、インバーター冷凍・冷蔵庫、などの効率化機器による電力消費対策のほか、新エネルギーとして太陽光発電装置も導入するなど、多面的な視点から二酸化炭素の削減に取り組む。
実証結果の測定には、店舗の電力消費量を電源の回路ごとに時間単位でモニターできる「見える化」装置を設置し、リアルタイムで消費電力を確認するとともに、目標値との比較を見ながらエネルギー管理を行うシステムなどを導入している。

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