オートバックスセブンは8月9日、ベイカレント・コンサルティングと共同で、中古カー用品の個人間売買の実現可能性を検証する実証実験を開始したと発表した。
ビットコインの仕組みの根幹であるブロックチェーン技術を活用して、個人間売買プラットフォームを構築するもの。
ブロックチェーンは、分散型のP2P(Peer to Peer)ネットワークで構成されているため管理者不在であり、中央集権的な機能を置かずに信ぴょう性のある取引を成立させるのが特徴。
従来の中古カー用品の個人間売買サービスでは、各商品の信頼性については基本的に売却希望者からの情報提供に頼ってきた。
今回のサービスでは、改ざんが困難なブロックチェーン上で各商品の購入日、所有者データを管理し、それらを購入希望者に一部開示することで信頼性の高い取引環境をユーザーに提供する。
サービスを実現することで、各商品が販売されてから廃棄されるまで、その所有者などが追跡可能となるため、不法投棄などの社会問題の解決につながる可能性も期待されるという。
オートバックスが中古カー用品を個人間で売買可能とするプラットフォームが満たすべきビジネス上の要件を取りまとめ、それに基づきベイカレントが一部機能のシステム構築を通じてブロックチェーン技術でのサービスの有効性を検証する。
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