あきんどスシロー/いいネタ100円プロジェクト、穴子とうなぎを投入
2017年06月06日 16:00 / 商品
- 関連キーワード
- あきんどスシロー
あきんどスシローは6月9日から、全国のスシローで「黄金のとろ穴子」を、7月21日からは「本格・うなぎの蒲焼き」を販売する。
昨年11月から開始した「世界の海からいいネタ100円 PROJECT」の一環として投入するもの。夏の土用の丑の日を意識し、寿司屋の王道の商材といえる穴子とうなぎに注目した。
世界の海から仕入れた極上のこだわりネタを100円(税別)で展開する企画で、海外産地の現場に踏み込み商品調達するのが特徴。
単に既存の商品を買い付けるのではなく、日本を含む世界中の産地に出向き、水産物の水揚げから加工までをスシロースペックといえる品質まで高めて、低価格で提供する取り組みとなっている。
どちらも数量限定で、穴子は、黄海産の穴子の中でも脂が乗ったお腹の部分が黄金色の穴子を選りすぐった。うなぎは、養殖場から開拓し、約105mという巨大なラインを使いじっくりと焼き上げうま味を凝縮させたという。
執行役員商品本部長の堀江陽氏は「企業理念である『うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。』にこだわった企画。ラーメン、スイーツもやりつつも、寿司をど真ん中において商品開発をしている」と語る。
水留浩一社長は「上半期の業績が増収増益となった大きな要因となったプロジェクト。いま一番、力を入れているのは調達であり、バイヤーも2人増員し、極洋など主要取引先との協力をすすめ、上流を強化する」と述べた。
これまで、生キングサーモン、うに、トロぶり、本マグロ赤身、生銀鮭、天然生えびなどを、世界の海からいいネタ100円 PROJECT商品として数量限定で訴求してきた。
売上実績では、濃厚うに包みが、販売期間中の売上高構成比で7~8%となる実績を残した。通常は、マグロの構成比が高く、4~5%の売上で売れ筋商品といえるが予想を上回る実績をあげた。
今後も、国内外を問わず、産地と連携した取り組みを進め、高品質な素材を活用した寿司の開発を進めて行きたいという。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。