グレンモーレンジィ/創立175周年で蒸留所を拡張、新蒸留棟を建設
2018年07月24日 14:40 / 商品
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MHDモエヘネシーディアジオは7月24日、同社の取り扱いシングルモルト・ウイスキー「グレンモーレンジィ」が今年で創業175周年を迎え、蒸留所の拡張計画に着手したと発表した。
今回の拡張工事では現在の蒸留棟の隣に新しい棟を建設し、既存のポットスチルと同型のものを2基(初留釜と再留窯を各1基ずつ)増設する。ポットスチルの高さは5.14m、大人のキリンと同じ背丈となっている。
現在使用されていない大麦の倉庫だった建物を再生し、糖化槽と発酵槽も増設する。
拡張工事は2019年竣工予定で、工事期間中も蒸留所は通常稼働し、一般見学なども変更なく実施する。
シングルモルト・ウイスキー「グレンモーレンジィ」は、1843年にスコットランドのハイランド地方でウィリアム・マセソンが創業した。
「スコットランドの大麦だけを使用し、敷地内にある水源からとれる硬水で製造、Unnecessarily well made(完璧すぎる)と評されるほどこだわり抜いたウイスキーは、フルーティーで華やかな味わいがウイスキービギナーからエキスパートまで多くのファンを魅了している」(同社)。
7月初旬に行われた着工セレモニーに出席したグレンモーレンジィ社マーク・オランジェCEOは、「グレンモーレンジィはこれまで積み重ねてきた175年の歴史を踏まえ、これからの175年へ向けて歩み始めました。蒸留所の拡張はこれからの成功への道のりの大きな一歩です」と語った。
モエヘネシー社フィリップ・シャウスCEOは「グレンモーレンジィ蒸留所の拡張は、モエヘネシー社の未来へ向けた重要な投資計画の一つであり、今後のグレンモーレンジィブランドの成長を促す注目のビジネス計画です」とコメントした。
■グレンモーレンジィ
https://www.mhdkk.com/brands/glenmorangie/
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