ワタミ/渡辺CEO復帰、2021年度売上1000億円・営業利益30億円
2019年10月07日 17:15 / 店舗
ワタミは10月7日、2021年度売上高1000億円、営業利益30億円、ROE10%、ROA7%を目指すと発表した。
同日行われた新経営体制発足に伴う記者会見で、10月1日付で代表取締役会長兼グループCEOに復帰した渡辺美樹氏が明らかにしたもの。
2024年度売上高1500億円、営業利益60億円、ROE15%、ROA10%、2028年度売上高2000億円、営業利益100億円、ROE15%、ROA12%を目標に設定している。
渡辺氏の復帰で、経営体制を強化。直営店中心だった外食事業をFCビジネスの拡大に切り替える。FCビジネスは、居酒屋業態ではなく、アメリカで成長しているファストカジュアル(ファストフード店とファミレスの中間のような新業態)を志向した業態開発に挑む。
テレビプロデューサー、テリー伊藤氏と同社が共同で展開している、から揚げと玉子焼きの店「から揚げの天才」のような新業態をさらに増やす。
また、高齢者向け宅食事業、ベトナムを中心とした海外事業、オーガニックの農産品販売の成長、和牛生産企業との提携で目標達成を図る。
渡辺氏は、「一番伸びている高齢者向け宅配マーケットを強化する。現在の1日当たり23万食提供しているがさらに3年で7万5000食増やし、収益をアップさせる。国内外の間接部門も徹底的に見直し、体質を改善、3年後の売上高1000億円、営業利益30億円を実現する」。
「2024年度の目標はFCビジネスにおける新業態の成功、外食業態の改革、2028年度には海外事業の伸長とオーガニック農産品の輸出などで目標値を達成したい。国内の居酒屋マーケットは縮小しており、経営環境は厳しい。ブラック企業問題でワタミのブランドが毀損している。今後は、500店の店舗網を生かした購買力の強化、生産性の高いFC事業、アメリカ、中国といった海外事業の成長で円安になっても稼げる企業体質を目指す」としている。
高齢者向け宅食事業については、現在コンサルタントなどの外部の力を借りながら、顧客の要望に合った内容に拡充している。新経営計画については、11月14日に発表の2020年3月期第2四半期決算公表時に具体的な内容が発表される予定だ。
ワタミの2020年3月期予想は売上高963億円(前期比1.6%増)、営業利益11億円(3.5%増)、経常利益13億円(5.7%増)、純利益5億円(63.6%減)。
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