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ナチュラルコスメ市場/2016年度は2084億円、ボタニカル系ブランド増

2018年07月27日商品

TPCマーケティングリサーチは、オーガニック・ナチュラルコスメ市場について調査を実施、その結果を発表した。

<オーガニック・ナチュラルコスメ市場の推移>
オーガニック・ナチュラルコスメ市場の推移

2016年度のオーガニック・ナチュラルコスメ市場は、前年度比8.6%増の2084億円。

この10年で最も高い伸長率となった。調査を開始した2005年度比でみると109.4%増で推移しており、市場は2倍以上に成長している。

要因としては、ボタニカル系ブランドがさらに増加し、同カテゴリーの規模が拡大したことが挙げられる。

具体的には、「ボタニスト」を展開するI-neが大きく伸長し、市場全体の売上をけん引したほか、ユニリーバ・ジャパンやコーセーコスメポートなど、同社を追随して新規参入を果たす企業が増えたことが寄与している。

企業別では、市場をけん引するロクシタンジャポンが既存店の改装やスタッフの教育に注力するなどして売上を伸ばした。

I-neが「ボタニスト」の店舗展開を強化したことで前年度比200%以上の急成長を遂げている。

このほか、サボンジャパンやアクロは、メイクアップを拡充したことが新規顧客の獲得につながり、大きく伸長している。

2017年度は、前年度比5.8%増の2205億円となる見込み。

近年はオーガニック・ナチュラルコスメにおいても、美白やエイジングケアなど機能性の高い商品の訴求が強まっている。そのなかで、新たに美白シリーズを導入した「キールズ」(日本ロレアル)や、エイジングケアシリーズを導入した「スリー」(アクロ)が好調な推移となる見込みである。また、「ボタニスト」(I-ne)は、2桁増で引き続き高伸長を見込んでいる。

<チャネル別構成比>
チャネル別構成比

チャネル別では、カウンセリングが構成比46.1%の961億円で最大となった。次いで、セルフが同24.6%の513億円、通販が同21.4%の447億円などとなっている。

カウンセリングは、前年度比2.8%増となった。要因としては、ロクシタンや日本ロレアル、マークスアンドウェブなどが、店舗の改装に注力し、カウンターを拡充するなど接客を強化し、既存店の収益性を向上させたことが挙げられる。

また、外資系ブランドでは、日本を重要市場に位置付けているブランドが多く、近年は「メルヴィータ」(メルヴィータジャポン)や「イソップ」(イソップ・ジャパン)など、日本人を取り込むための店舗づくりに注力しているブランドも増加。これらのブランドの伸長も、同チャネルの拡大に貢献している。

セルフは、20.1%増となった。同チャネルで展開するコーセーコスメニエンスの「ネイチャー&コー」では、「ボタニカル」シリーズの展開に注力しており、ブランドスイッチのしやすいヘアケアアイテムを相次いで投入したことが奏功し、売上を伸ばしている。

通販は、13.2%増となった。近年は、オンラインショップの新設や刷新のほか、店舗と連携したサービスを導入するなど、同チャネルを拡充する動きが強まっている。

特に、生活の木やマークスアンドウェブ、イデアインターナショナルなどが、サイトの刷新により好調な推移となっている。

その他には、サロンでの販売や免税店、機内販売などが含まれる。このうちサロンについては、ELGCの「アヴェダ」がヘッドスパメニューに取り入れやすいことを意識した業務用のスカルプトリートメントマスクを導入するなどして、サロンの売上増に貢献している。また、機内販売については、ジョンマスターオーガニックグループの「シン ピュルテ」が展開を拡大していることから伸長する見込みとなっている。

<分野別構成比>
分野別構成比

分野別では、スキンケアが構成比36.7%の765億円で最大となった。

次いで、ヘアケアが30.6%の637億円、ボディケアが25.9%の539億円、メイクアップが6.9%の143億円となっている。
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スキンケアは、5.8%増となった。近年の同分野では、主要各社で美白やエイジングケアに有効な植物由来成分の研究及び商品開発が活発化している。

ヘアケアは、19.3%増と全分野の中で最も高い伸長率となった。同分野では、「ボタニスト」の上市が好影響を及ぼしている。同ブランドのヒットを受け、最近では植物の力を訴求した”ボタニカル”を謳うブランドの参入が増えている。

ボディケアは、1.5%増となった。同分野を主力とするサボンジャパンが、新シリーズを相次いで発売したことで引き続き売上を伸ばしたほか、ニールズヤード レメディーズが日本人向けに開発した日焼け止めの売れ行きが好調だったことなどが寄与している。

メイクアップは、9.2%増となった。同分野を主力とするアクロでは、リップグロスなどのポイントメイクを強化したことが若年層の獲得に奏功したほか、新たにベースメイクシリーズも発売し、高伸長を維持している。

今回の調査の調査期間は2018年3月~7月となっている。

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