流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





明治/4月1日、牛乳・ヨーグルトなど最大4.7%値上げ

2019年02月04日 15:20 / 商品

明治は2月4日、市乳部門商品(牛乳・ヨーグルト等)の価格改定を4月1日出荷分から実施すると発表した。

牛乳の主力商品の「明治おいしい牛乳」シリーズを含む牛乳は、税別メーカー希望小売価格を設定していないが、出荷価格改定率で1.5%から3.5%値上げする。

<価格改定商品(牛乳・その他飲料)>
価格改定商品(牛乳・その他飲料)

明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン 各種400gは、税別メーカー希望小売価格250円が260円となり、4.0%の値上げとなる。

<価格改定商品(ヨーグルト)>
価格改定商品(ヨーグルト)

価格改定の対象商品は、牛乳、ヨーグルト、乳飲料など市乳部門商品の合計111品。牛乳はメーカー出荷価格で1.5%~3.5%、宅配専用商品はメーカー出荷価格で2.7%~4.6%の値上げとなる。

その他飲料・クリームはメーカー希望小売価格で1.4%~4.5%、ヨーグルトはメーカー希望小売価格で2.3%~4.7%の値上げとなる。

<価格改定商品(宅配専用商品)>
価格改定商品(宅配専用商品)

現在、飼料価格の高騰などに伴い、生乳生産コストは上昇傾向にあり、国内生乳生産者の経営は厳しい状況が続いている。生乳生産者戸数は減少し、生乳生産量の減少にも歯止めがかかっていない。

こうした中、目地は生乳生産量の維持拡大、生乳生産基盤強化の後押しを目的に、全国の指定生乳生産者団体と2019年4月1日から、生乳取引価格を引き上げることで合意した。

また近年、人手不足による人件費や物流費に加え、海外乳原料や果肉、包材などの原材料価格が高騰しており、各コストの上昇は今後もこの傾向が続くものと予想されている。

コスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じているが、現状の価格設定による販売の継続が難しい状況となったため、今回、市乳部門商品(牛乳・ヨーグルトなど)の価格改定を実施するという。

関連記事

商品 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧