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ローソン/単一ブランド米使用商品投入でおにぎり販売高30%増目指す

2022年07月04日 16:00 / 商品

ローソンは7月5日から、六つの産地のブランド米を単一で使用したおにぎりを2カ月ごとに展開する「日本おこめぐり」を開始する。

<単一ブランド米おにぎりで販売増を図ると竹増社長>
竹増社長

7月4日に行われた「食べよう!日本各地のブランド米」記者説明会で、竹増貞信社長は「2025年のローソン創業50周年に向け、顧客・スタッフ・地域をハッピーにするハッピー・ローソン・プロジェクト(ハピろー)に取り組んでいる。おいしさで顧客と地域を幸せにする取り組みとして、米にこだわったおにぎりを開発した。ローソンの米の年間調達量は約6万トン。今回、おいしい地域の単一ブランド米を使ったおにぎりの投入で、2022年7月~2023年6月のおにぎり全体の販売量を前年比30%増、コロナ前の2019年比15%増と高い目標を設定している」と意気込みを述べた。

<6ブランドの米を使用したおにぎり>
6ブランドの米を使用したおにぎり

第1弾商品として、7月5日から、北海道産の「ふっくりんこ」を使用した「ふっくりんこ塩にぎり」(税込み108円)と「ふっくりんこ 焼鮭ほぐし大葉みそ(北海道産秋鮭使用)」(160円)の2品を発売する。「ふっくりんこ」の特長であるふっくらとした食感を味わうことができる、具なしでノリを巻かない塩にぎりと、米の産地と同じ北海道産の秋鮭を焼いた後にほぐし、唐辛子がアクセントの大葉みそを合わせた具材入りおにぎりが登場する。

<第1弾商品は北海道の「ふっくりんこ」を使用>
ふっくりんこ

また、9月6日には、第2弾となる山形県産「雪若丸」を使用したおにぎりを発売。同時に、一部エリアで各ブランド米のパックご飯の販売を行い、ブランド米の認知向上を図る。

<第2弾商品は山形県産「雪若丸」を使用>
雪若丸

そのほか、11月から「ひゃくまん穀」(石川県)、2023年1月「富富富(ふふふ)」(富山県)、3月「いちほまれ」(福井県)、5月「ゆめぴりか」(北海道)を使った商品を投入予定だ。

竹増氏は「ローソンを通じて、他の地域には流通しにくいおいしい米を食べてもらうことで、各ブランド米の認知向上、食料自給率拡大に貢献したい。2002年に『おにぎり屋』を開始し、単一ブランド米(当時はコシヒカリ)使用のおにぎりに挑戦したノウハウもあり、約1年前から産地と連携して、安定した供給体制も整えている」と説明した。

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