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イオン/キャンドゥの商品初導入「クリスマス」雑貨本格展開

2022年11月08日 16:00 / 商品

イオンリテールは11月8日、「イオン」「イオンスタイル」約310店舗とイオンの公式通販「イオンスタイルオンライン」で、おうちでクリスマスを楽しむツリーやオーナメント、オブジェなどインテリアと食器を中心にクリスマス好適品の本格展開を開始した。

<クリスマス好適品>
クリスマス好適品

イオンリテールでは、昨年までは、クリスマスは子どもを中心としたイベントという考えから玩具売場を中心にクリスマスツリーを展開していたが、今年は「大人も楽しむクリスマス」をテーマにし、住居用品売場でクリスマスツリーを展開する。

また、100円ショップのキャンドゥがイオングループ入りしてからの初のクリスマスであるため、今回、初めてイオンリテールの住居用品・雑貨売場にキャンドゥのクリスマス商品を導入した。

<キャンドゥのクリスマス商品>
キャンドゥのクリスマス商品

住居余暇本部の山田高政ホームファッション商品部部長は、「今年は、コロナ禍の制限も解除され、12月24日、25日が土日となることから、家族や友人とパーティーをする人が増えると予想している。これまでは、ファミリーを中心にクリスマスを考えてきたが、今年は、ファミリー以外の単身者も含めて、大人も楽しむクリスマスを意識した。ちょっと机に飾るだけで、クリスマスらしさがでる木製オブジェなどのインテリアを用意した」と語る。

<クリスマスのオーナメント>
クリスマスのオーナメント

キャンドゥのクリスマス商品は、「イオン」「イオンスタイル」の店舗のみで販売する。キャンドゥでは、クリスマス向け商品が約300品目あるが、今回、大型店限定商品などを除く、約205品目を投入した。一方で、イオンリテールでは、落ち着いた色合いで飾りやすいナチュラルツリーやワインなどの瓶に被せるサンタカバーなど、自社で企画・開発したインテリアの品目数を前年より3割増やした。LEDライト数が前年の約3倍になったセットツリーや、贈り物にもおすすめのスノードーム、ツリーに掛けるサンタの木製オーナメントなどクリスマス好適品110品目を展開する。

今回、店頭では、イオンリテールのインテリア商品とキャンドゥの商品を合わせた最大315品目を展開する。キャンドゥの商品を導入するにあたり、イオンリテールでは300円~600円の雑貨を中心に取り扱い、100円ショップの商品との棲み分けを図った。今年は、イオンリテールの品揃えが1.3倍となり、キャンドゥの商品も加わったことで、クリスマス好適品のアイテム数は、昨年比で1.8倍となった。そのため、売上高についても昨年比で1.8倍を目指す。

<クリスマスツリー>
クリスマスツリー

イオンリテールが開発したクリスマスツリーについて、山田部長は、「今年は、原材料価格の高騰もありアイテム数は削減した。一方で、クリスマスツリーに求めれる機能を追求した。簡単にツリーを飾ることができるセット商品、逆に自分でデコレーションを楽しむヌードツリー、そして、飾る場所に合わせた選べるサイズを用意した。セットツリーは、最初からLEDが最適に発光する位置に取り付けてあるほか、電飾のパターンも8パターンあり、商品単独でも楽しめる。また、昨年までは、電飾の電源は電池ボックスだったが、今年は、USBタイプにしたことで、スマホなどで使用するUSBバッテリーでも利用できるようにした」と新たな工夫を紹介した。

キャンドゥとのコラボレーションは、まだ始まったばかり、今後の展開は未定となっているが、相乗効果のある取り組みについて、引き続き検討を続けるという。

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