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イオンリテール/毎年2ケタ増「ブラックフライデー」開催、ネット販売2.3倍目標

2022年11月01日 14:50 / 販促

イオンリテールは11月18日~27日、関東・北陸信越・東海・近畿・中四国の「イオン」「イオンスタイル」約350店舗で、「イオン ブラックフライデー」を開催する。

<対象商品の予約コーナー>
対象商品の予約コーナー

ブラックフライデーは、アメリカで年末商戦の幕開けとして実施されていた取り組みで、イオンは他社に先駆け2016年から開催し、11月の新たな風物詩として消費を盛り上げてきた。今年で6年目となる企画だが、毎年2ケタ増の売上高を記録し、昨年の時点では、すでに年始商戦に次ぐ規模にまで成長した一大イベントとなっている。

<西垣デジタル・営業推進担当>
西垣デジタル・営業推進担当

11月1日、東京都東久留米市の「イオン東久留米店」で開催した「イオン ブラックフライデー」概要説明会で、イオンリテール取締役常務執行役員の西垣幸則デジタル・営業推進担当は、「今年は、『物価高を気にせず買い物を楽しみたい』『家での節電対策』、全国旅行支援開始による『国内旅行準備』といった新たなニーズに対応する企画と商品を揃えた」と商品概要を解説した。

円安に対応し、「国産黒毛和牛」「イオン直輸入パスタ」などを打ち出すほか、節電対策をサポートする「省エネ家電」「あったか寝具・インナー」、国内旅行に最適な「キャリーケース」などを通常販売価格から最大半額のお値打ち価格で販売する。

今年の対象商品数は、食品350、衣料品500、住居・余暇130、ヘルス&ビューティー400の約1400品目で、昨年比10%増の品揃えを展開する。イオンリテールとして、ブラックフライデー企画全体で、昨年比14%増の売上を計画している。

<予約販売を強化>
予約販売を強化

今年は、昨年以上に予約販売を強化し、11月2日から13日まで、「予約販売会」を実施する。西垣デジタル・営業推進担当は、「予約販売は店舗出荷型のオペレーションで対応しており、昨年は、受注がパンクしてしまった。想定以上に、クリスマスのラッピングを要望する注文が多かったことや、受注店舗が3店舗しかなかったことが要因だ。今年は、受注店舗を9店舗に拡大したほか、ラッピングを含めてオペレーションを改善した。また、店頭販売商品が予約販売だけで品切れにならないように、在庫の持ち方も変えた」と語る。今年は、イオンスタイルオンラインでの「ブラックフライデー」の売上高で、昨年比2.3倍を目標としている。

また、品揃えについては、「昨年に続き、普段、総合スーパーでは取り扱いがない商品に挑戦している。百貨店で、高額商品が売れているように、今年は、消費の2極化が進んでいる。海外ブランド雑貨も展開することで、我々も百貨店クラスの商品を扱っているメッセージを出している。一方で、足元の状況として、お客様感謝デーなど特定日の売上が伸長しており、価格を重視した商品も揃えている。アプリを活用したクーポンも発行するので、よりお買得感のある買い物も提案している」と述べている。

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