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ロイヤルホームセンター/PB売上100億円へ、高付加価値商品に注力

2023年10月06日 13:30 / 商品

大和ハウスグループのロイヤルホームセンターは10月6日、2026年プライベートブランド(PB)売上高100億円(売り上げ構成比10.1%)を目指すと発表した。

<高付加価値PBを開発と森本取締役>
高付加価値PBを開発と森本取締役

同日行われた記者説明会で、商品担当の森本勝己 取締役上席執行役員が明らかにしたもの。

森本取締役は、「2019年度から2021年度まで、PB売上高、PB比率を上げ利益を上げることを目指していた。その結果、PB比率は2020年度12.2%となったが、過剰在庫、欠品問題、販売不振在庫が増加した。2022年度から、販売不振の商品についてはPB商品ではなく、NB商品への切り替えを実施。2022年度実績は72億円だった。今後は、PB売上高、PB比率を追い求めるのではなく、当社でしか買えない商品、お客様にとって価値ある商品の開発を強化する。新商品開発には、店舗に集まるお客様の声、ターゲットへのヒアリングも反映していく」と述べた。

現在、建設業の職人向け工具・作業服の開発を推進。同社の顧客は50~60代が多いが、新規導入した作業服が30~40代を呼び込むなど客層を広げているという。

<タフTシャツ>
タフTシャツ

作業服ブランド「WAGENYA」では、洗濯してもよれにくい「タフTシャツ」(半袖税別1790円、長袖1990円)が人気。発売から3年目となり、年間1万枚、1900万円を売り上げるヒット商品となっている。

<ワークウエア>
ワークウエア

「ワークウエア」は、年間5000万円以上販売している定番商品。レディース(S~L)、メンズ(M~5L)と幅広くサイズがそろう。

ジャケット4990円、カーゴパンツ3990円。耐久性、ストレッチ性、機能的なポケットが特長となっている。

吸汗、速乾などの機能性衣料「コンプレッションシリーズ」は、昨年1億円以上売り上げ、今年は1億5000万円を販売目標としている。

春夏では、長袖・スパッツ990円、バラクラバ799円、アームカバー・レッグカバー・ヘッドキャップ699円を展開した。

臭いの原因菌だけでなく、有害な菌の繁殖も抑える制菌加工を施している。

秋冬商品の「裏起毛制菌コンプレッション」は、長袖・スパッツ1290円、バラクラバ・ネックウォーマー990円。

また、同社は自動車整備業向けのツールを販売しているワールドツール(商標:アストロプロダクツ)を子会社化しており、両社ノウハウを組み合わせた電動工具などPB開発をコラボレーションしている。

さらに、ペット用品、園芸用品、家庭用品のPB開発も計画している。

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