三陽商会/回収した衣料・雑貨のリユース品の販売開始

2024年06月24日 14:00 / 商品

三陽商会は6月21日、東京都新宿区の「サンヨーG&Bアウトレット落合店」で、回収した衣料・雑貨のリユース品の販売を開始した。

<サンヨーG&Bアウトレット落合店の店内>

3月28日からリユースを前提とした衣料回収を、自社が製造した衣料品・バッグなどの一部雑貨製品を直営店や対象百貨店内のブランド各売場で開始、集まった衣料品・雑貨製品から状態の良好なものを選定し仕上げを施した「三陽商会認定リユース品」を販売する取り組み。

販売するリユース品は、回収品を独自の基準を設けて丁寧に仕分け、クリーニング、仕上げ(アイロンがけ等)、検品等を行い品質が保たれた「三陽商会認定リユース品」で、安心して使用できる商品を特別価格で提供する。

今回、再販するにあたり、リユース事業のブランド名を「RE:SANYO(リ・サンヨー)」に決定し、「三陽商会認定リユース品」として販売における商品下げ札などに使用する。

リユース品販売は、3年目以降の拡大を視野に、三陽商会ならではのリユース事業の確立を目指す。

また、日本では物価が高騰する中でリユース品の需要が高まりを見せ、日本のリユース市場規模が年々拡大傾向にあることから、市場環境の変化に対応することが必要であり、リユース事業を開始した。

回収は、8月末迄にEC・アウトレットを除くほぼ全売場で実施し、年間の回収目標点数を5万点に設定した。5月末日時点での回収実施売場数は583売場で、回収点数は1万点を超えている。

回収した衣料品・雑貨は、静脈物流を利用して倉庫に輸送し、倉庫内で社員により仕分けを実施。リユース可能なアイテムについては、提携先であるロン・リバイスの工場でクリーニング、仕上げ(アイロンがけ等)、検品を実施の上、倉庫に戻して出荷準備を行い、動脈物流を利用して輸送し、直営店でありリユース品販売1号店の「サンヨーG&Bアウトレット落合店」で販売する。

<仕分けの様子>

再販売しない回収品のうち、品質表示のダウン率が50%以上の羽毛製品は、羽毛のリサイクルを促進するGreen Down Projectを通じて羽毛をリサイクルする。その他の回収品は、協業先である資源循環型ビジネスを展開するECOMMITを通じてリユース、リサイクル(繊維製品の素材/固形燃料等)し資源の循環を図る。

なお、「サンヨーG&Bアウトレット落合店」は、国内にアウトレットモールが広がりを見せる前の今から40年前、在庫品の廃棄削減を目的に三陽商会のアウトレット1号店として1984年にオープンした店舗となる。

■サンヨーG&Bアウトレット落合店
所在地:東京都新宿区上落合2-28-8
高山ビル本館1階
営業時間:10時30分~18時30分(不定休)
店舗面積:1階66m2、2階297m2
※1階でリユース品を販売。2階では従来どおりアウトレット商品を販売

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