流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





吉野家、はなまるうどん/牛丼とうどんをまとめて配達、ファミリー取り込む

2018年05月08日 12:50 / EC

夢の街創造委員会が運営する日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」と、吉野家、はなまるうどんは5月8日、東京都中央区八丁堀にて「まとめてデリバリー」の実験を開始した。

<「まとめてデリバリー」の実験を開始>
「まとめてデリバリー」の実験を開始

今回の実験では、はなまるうどんと吉野家の一部商品を同時に「注文・決済・受け取り」することが可能になる。

お客が「出前館」の「はなまるうどん×吉野家 八丁堀店」の注文画面から、両店舗の商品を注文すると、「出前館」が吉野家とはなまるうどん、配達員にお客の注文情報を「出前館受注アプリ」で送信する。

配達員は、届ける時刻の25分前に吉野家、20分前にはなまるうどんの商品をピックップし、2店舗の商品をまとめて配達する。

また、キャッシュレス決済のため、商品受け渡し時の釣銭のやり取りが発生せず、配達の効率化を図ることができる。

総務省の調査によると、「2人以上の世帯によるインターネットを通じた出前利用額(2017年の平均額)」は、2016年に比べて24%増えている。昨今の女性の社会進出を背景に、子育てをしながら働く女性や共働きの家庭において、デリバリーの利用ニーズが高まっていることが考えられる。

それに伴い「出前館」を家族で利用するお客より、「家族の好みに合わせて出前を注文したいが、店舗毎で注文操作をすることが面倒」といった要望が寄せられていたこともあり、高まるニーズに適応したサービスを実現するため、「まとめてデリバリー」のシステムを考案、テスト運用を開始した。

「出前館」をはじめとするネット出前の従来の注文方法は、契約形態のことなる店舗に一度で注文をすることができず、店舗毎に注文操作をする必要があったが、今回のサービスにより、お客は「出前館」の注文画面から他店舗のメニューも同時に注文・決済することが可能になり、受け取りも同じタイミングで済ませることができる。

「吉野家」はこれまで男性客の利用が多いイメージがあるが、「まとめてデリバリー」により、ファミリー層をメインとした新しい客層からの注文が期待できる。

今回「吉野家」のパートナー企業であるはなまるは、吉野家のブランドを使い集客をすることができ、品ぞろえの強化にもつながる。

「まとめてデリバリー」は、吉野家のスピード感を活かしたサービスでもあり、様々な業態と掛け合わせることが可能。

今後は、吉野家のパートナー企業として、ファミリー層に人気の業態などとの協業も視野に入れている。

■出前館×吉野家×はなまるうどん 詳細
店舗名:はなまるうどん×吉野家 八丁堀店
URL:http://demae-can.jp/H1AB8_0101
受付時間:11時~21時
定休日:年中無休
最低注文条件:お届は税込1500円~
送料:300円
Tポイント:1pt/200円(貯まる・使える)
支払方法:事前決済のみ可(各種クレジット決済・Amazon Pay・Apple Pay)

関連記事

EC 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧