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小田急百貨店新宿店/買物代行「オネストビー」導入、当日配送も実施

2018年12月12日 15:10 / EC

買物代行サービス「オネストビー」を展開するhonestbeeは12月14日、小田急百貨店新宿店と業務提携を開始する。

<オネストビー、小田急百貨店と業務提携>
オネストビー、小田急百貨店と業務提携

オネストビーは、スーパー・百貨店・専門店など、小売店の商品を周辺地域の消費者に届ける、買物代行サービスを展開している。

コンシェルジュと呼ばれる買物代行者が実店舗で買物し、別途配送に特化した代行業者が商品を顧客の元に届ける。

今回の業務提携により、「オネストビー」サイト、あるいはアプリから「小田急百貨店」を選択し、商品を注文すると、専任のコンシェルジュショッパーが注文商品を買物代行する。

次に、オネストビー専任の配達員が購入商品を受け取り、顧客登録住所に配送する。

経産省「平成29年小売業販売を振り返る」によると、2017年の百貨店販売額は6兆5529億円であり、 前年比で0.7%減少している。

一方、同省「電子商取引に関する市場調査」によると、EC市場はますます拡大、2017年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は16.5兆円となり、前年比9.1%増と右肩上がりで成長している。

こうした背景を受け、オネストビーでは、大手百貨店である小田急百貨店新宿店との業務提携を決定した。

百貨店との業務提携は、伊勢丹に次ぎ2店舗目となる。

日本国内でも有数の食料品売り場を抱える同百貨店の高いブランド力を活かし、オネストビーのサービス利用者の拡大を狙う。

また、小田急百貨店は、買い物代行を提供するオネストビーの利用により、百貨店商品の購買機会の増加に貢献する。

決済方法は、クレジットカードのみで、商品代金+デリバリー料金490円+コンシェルジュ料金490円がかかる。商品代金5000円以上(税込)でデリバリー料金無料となる。

注文時間は24時間受付する。当日配送可能な注文時間は10~18時、当日配送可能な配達指定時間は11時~21時。

対象商品は、生鮮食品、和洋菓子、和・洋惣菜、酒類などとなっている。

対象地域は、沖縄県および離島を除く全国で、即日配送エリア・所要約1時間以内は、東京23区、埼玉県三郷市・和光市・越谷市・吉川市・草加市・八潮市・川口市・千葉県流山市、神奈川県横浜市・川崎市の一部。

上記以外の地域は、翌日あるいは翌々日配送となる。

さらに、小田急百貨店は、業界初となるオネストビーのeコマースプラットフォーム「ネーションワイド」を業務提携と同時に開始した。

「ネーションワイド」は、「小売店の商圏3000km化」をコンセプトに掲げるサービス。

同サービスにより、小田急百貨店の商品を北海道から鹿児島(約3000km)まで、多くのユーザーにオネストビーを介して購入できる。

■オネストビー
https://www.honestbee.jp/ja/

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