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大丸松坂屋百貨店/メタバース上の「バーチャルマーケット2021」でグルメなど販売

2021年11月26日 12:10 / EC

大丸松坂屋百貨店は12月4日~19日、HIKKYが開催する世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット2021」に、次世代型店舗「バーチャル大丸・松坂屋」を期間限定で展開する。

<バーチャル大丸・松坂屋>
バーチャル大丸・松坂屋ブラウザ会場

バーチャルマーケット(通称Vket)は、メタバース上にある会場で、アバターなどの3Dアイテムやリアル商品(洋服、PC、飲食物など)を売り買いできる世界最大のVRイベント。2018年より開催する、日本はもとより世界中から100万人を超す来場者を誇るメタバースの先駆け的な存在となっている。商品売買の他にも会場内で乗り物に乗ったり、映画を観たり、音楽ライブに参加するなど、メタバースならではの体験も提供する。

今回3回目となる「バーチャルマーケット」への出展では、現実世界の渋谷そっくりに作られた「パラリアル渋谷」の中に、歴史と伝統を感じさせる和テイストのビル「バーチャル大丸・松坂屋」が出現。初の試みとしてスマホからURLクリックのみで入場できる「バーチャル大丸・松坂屋ブラウザ会場」を開設する。

バーチャル上では顧客が自由に動き回り、食品3Dモデルを手に取って商品の形状を確認したり、バーチャルカタログで詳細を見たり、商品を購入できる。クリスマスや正月にもぴったりな、ローストビーフ、カニ鍋、オードブルやスイーツなど、年末年始の食卓を彩るごちそうグルメが2700点以上そろう。

また、ECサイトとの違いとして、商品との偶然の出会いを提供することに力を入れている。会場内には足を踏み入れると、上空から雪が降る温泉の設置もあり、メタバース上ならではの要素を楽しめるという。

なお、期間中には100人以上の顧客が集う「メタバース宴会」を開催。大丸松坂屋百貨店のスタッフが、アバター姿で接客。YouTube配信も同時に行い、コメントを読みながら、おすすめグルメ商品を紹介する。

「バーチャル大丸・松坂屋」では、リアル食品の販売に加え、「食品3Dモデルの販売」も実施する。バーチャル空間では、ユーザー同士が交流する際に、さまざまな3Dモデルを使ってのコミュニケーションが日常的に行われている。ビールの3Dモデルを持って乾杯をしたり、スイーツの3Dモデルを使って誕生日などのお祝いを演出したりして楽しんでいる。そういった「V呑み」(ブイノミ)を応援したいという思いから、「バーチャル大丸・松坂屋」では「食品3Dモデル」を商品として開発し、販売する。

ブース内には、「回転グルメ」カウンター席、座敷席があり、来場者がのんびりくつろぐことのできる空間を用意。カウンターには、食品の3Dモデルを近づけると味を教えてくれるキャラクターも登場するなど、楽しい仕掛けが登場する予定だ。

■バーチャル大丸・松坂屋ブラウザ会場
http://winter2021.vketcloud.com/?worldid=daimaruvket2021 
※12月4日から入場可能

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