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メルカリ/オンライン認証の非営利団体に加盟

2023年12月11日 13:00 / EC

メルカリは12月8日、パスワードに代わるオンライン認証のための技術仕様の標準化を推進する非営利団体「FIDOアライアンス」(ファイドアライアンス)のボードメンバーに加盟したと発表した。

<メルカリ>

2012年7月に設立されたFIDOアライアンスは、パスワードを使わない認証技術である「FIDO認証」により、オンラインサービスのセキュリティと利便性の両立を目指す国際標準化団体。

メルカリは、2022年11月、フィッシング詐欺をはじめとするサイバー犯罪や不正行為への対策強化を目的に、FIDOアライアンスにスポンサーメンバーとして加盟した。2023年4月にはフリマアプリ「メルカリ」にパスワードレスの生体認証機能である「パスキー」を導入するなど、メルカリの各種サービスへの「FIDO認証」の実装を進めている。

また、国内のFIDOアライアンス加盟企業との情報共有及び連携にも注力しており、2023年11月以降は執行役員CISO市原尚久氏が「FIDO Japan Working Group」に副座長として参画した。今回、こうした動きを拡大し、FIDOアライアンスのボードメンバーに加盟することで、FIDOアライアンスの組織運営、戦略策定、技術仕様等の文書公開等においてもイニシアチブを発揮するという。

メルカリはマテリアリティ(メルカリが本業を通じて解決するべき最も重要な課題)の「中長期にわたる社会的な信頼の構築」の重点領域の一つに「安心・安全で公正な取引環境の実現」を掲げている。FIDOアライアンスのボードメンバーに加盟することで、メルカリにおける不正対策及びセキュリティ強化をより一層推進し、安心安全なサービスを提供するとともに、未来の安全なデジタル社会の発展に貢献しながらミッションの達成を目指す。

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