AnyMind/アジア全域へ越境EC展開をサポート「グローバルECソリューション」提供
2024年03月08日 12:50 / EC
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AnyMind Group(エニーマインドグループ)は3月7日、ブランド企業向けにBPaaSモデルの「グローバルECソリューション」の提供を開始した。
ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」や海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」をはじめとしたプラットフォームと、現地法人、ローカルネットワークを用いた従来のECサイト・モールの運営やマーケティング支援に加え、輸入対応を含む現地での商品流通業務も開始する。越境EC領域に関わる業務を包括的に支援することで、ブランド企業の事業成長を後押しする。
テクノロジー技術の進化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により渡航制限が設けられたことで、越境ECの注目度は世界各国で高まった。アジアのEC市場は、2027年には2023年から1兆2818億ドル増加して4兆8173億ドルにまで成長すると見込まれている。これにより、アジアの他国への越境EC展開を検討するブランド企業が増加している。
しかし、海外に化粧品や日用消費財を輸出する際には、各国の法律や規制に対応する必要がある。特に化粧品は健康や安全に影響を与える可能性があるため、海外輸入に厳格な基準を設けている国が多く、手続きや管理が複雑となっている。さらに一部の国では、ECモールの店舗を開設するためには現地法人を活用する必要がある。また、配送リードタイムの短縮などを目指し、従来のECモールやマーケティング支援に加え、現地での商品流通業務支援の需要が高まっている。
「グローバルECソリューション」は、越境EC領域における業務を、AnyMindのプラットフォームと現地法人、そしてローカルネットワークを活用したBPaaSモデルのソリューションで包括的にサポートする。AnyMindはアジアを中心に15カ国・地域に現地法人を有しており、各地域に専門性の高いローカルチームを配置した。
こうした体制により、従来のECサイト・モールの運営やマーケティングといった支援だけでなく、商流や法規制に対応した輸入対応を含む現地での商品流通に関する支援ができる。また、AnyMindのプラットフォームはグローバルに統一されており、横断的なデータの管理・活用により、効率的かつ効果的な越境EC展開を実現するという。
オンライン流通モデルは、AnyMindが商品買取・現地の販売チャネルの管理・輸入対応も行うモデル。ブランド企業から商品を買い取り、現地の販売事業者として商品を販売する。現地ECモール・サイトの販売戦略立案・構築・運用、マーケティング、物流、カスタマーサポートなど、越境EC業務を包括的にサポートする。
委託流通モデルは、商品輸入に関わる業務を支援する。ブランド企業は同社の現地法人を活用し、各国に商品を輸入できる。商品販売に必要な現地の許認可対応も行う。
AnyMindの物流ソリューションを活用した、購入者への商品配送やカスタマーサポートにも対応する。
現在、現地法人があるアジアの国・地域は、シンガポール・タイ・インドネシア・ベトナム・台湾・カンボジア・中国・日本・香港・マレーシア・フィリピン・インド・アラブ首長国連邦・サウジアラビア・韓国となっている。
■AnyMind Group問い合わせ先
https://anymindgroup.com/ja/
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