Yahoo!オークション/ファッションなどの鑑定サービス開始「スニダン」と連携

2025年11月19日 15:46 / EC

LINEヤフーが運営する日本最大級のインターネットオークションサービス「Yahoo!オークション」は11月19日、SODAが提供する鑑定付きフリマアプリ「スニーカーダンク」(以下、スニダン)と連携し、ファッション・アクセサリー・時計・トレーディングカードの鑑定サービスを開始した。

<スニダンと連携した鑑定サービス開始>
LINEヤフー

財務省が3月に公表した「令和6年の税関における知的財産侵害物品の差止状況」によると、日本国内税関での知的財産侵害物品の輸入差止件数は、2024年に3万3000件を超え、過去最多となっているという。

さらに近年のオンラインCtoC取引では、購入者が商品を受け取り後に返品を要求し、異なる商品にすり替えて返送する行為や、出品者が商品説明と異なる商品を送付する行為など、不正手口の多様化も課題となっている。

これまでにも「Yahoo!オークション」では、ユーザーが安全・安心に取引できるよう、偽造品等に関する明確な出品禁止規定、ストア出店審査・本人確認、AIによる監視などの対策を実施してきた。今回、偽造品・不正対策をより盤石なものにすべく、スニダンとの連携による鑑定サービスの提供を開始した。

同アプリでは、年間数百万点の鑑定実績を持つプロの鑑定士の目に加え、鑑定実績をもとに構築された正規品・偽造品データベースを活用しており、鑑定精度99.97%※(25年上半期実績)を実現しているという。

※2025年1月1日~6月30日の取引数から、真贋鑑定、品質検査にて過ちが発生した件数から算出

<取引の流れ>
LINEヤフー

11月19日以降、「Yahoo!オークション」で「鑑定付き」と表記された商品は、出品者が発送後、スニダンによる商品確認・真贋鑑定が行われる。商品説明・画像との相違がなく、正規品と確認されたもののみが、スニダンの「鑑定済バッジ・シール」とともに落札者のもとへ届く。

鑑定対象は、入札開始価格が2万円以上の「トレーディングカード(シングルカード)」、5万円以上の「トレーディングカード(ボックス、パック)」「ファッション」「アクセサリー・時計」かつ対象ブランドの商品。対象ブランドは現在257ブランドと、幅広くカバーしている。

従来のオンラインCtoC取引の鑑定では、ユーザーにとって「鑑定を付けると費用負担がかかる」「売上金の入金に時間がかかる」といった利用のハードルがあった。しかし、「Yahoo!オークション」の鑑定サービスでは、鑑定料金や鑑定所から落札者への送料について、ユーザーの負担はない(今後有料となる可能性あり)。

落札者は商品代金のみで鑑定を利用でき、出品者は従来の取引と同じように発送するだけで正規品証明が可能※。出品者は、商品が鑑定所から落札者に発送された時点で売上金を受け取れる。

※偽造品または商品説明・写真と相違がある場合は、出品者に返送され、返送料は出品者負担となる

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