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埼玉県/「県内の買占め・価格上昇調査」マスク販売で指導

2020年04月20日 17:30 / 行政

埼玉県は4月16日、緊急事態宣言に伴う県内小売店での、食品やマスク・消毒液についての買占め、価格上昇などの状況についての調査を発表した。

重点監視品目は、米、食パン、牛乳、鶏肉、インスタントラーメン、マスク、消毒液。マスク、消毒液は、欠品で入荷予定も未定が続いている。

<買占め、価格上昇等の状況と対応>
買占め、価格上昇等の状況と対応
出典:埼玉県発表資料

食品は、インスタントラーメンのみがやや不足で、熊谷市で一時的品切れ、さいたま市、川越市で購入制限がかかっている店舗もある。その他の食品は、陳列状況は十分で、入荷予定もある。

体温計は、さいたま市、川口市で一部品切れがあり、ティッシュペーパーは、さいたま市で品薄で、購入制限がある状況となっている。

卸売市場の物流状況も調査した。青果市場(浦和中央)では、野菜は、供給に変化はなく、家庭での需要は堅調。一方、果実は、高級品はデパート休業により供給減、それ以外は堅調だった。

食肉市場(さいたま市)では、豚、鳥は、家庭内での需要堅調のため、供給の変化はない。一方、牛は、 焼き肉店、レストランの休業により需要が減少した。

魚市場(さいたま市)では、 マグロなどの高級品は寿司屋などの休業により供給減。そのほかの需要は堅調に推移した。

■「マスク1箱50枚入り4980円」指導で販売見合わせ

4月8から15日までの情報提供の実績は8件だった。トイレットペーパー、マスク、消毒液、ウェットティッシュについて情報提供があった。

マスクについて1件、サージカルマスク1箱(50枚入り)を4980円で販売していた事例を確認した。転売の有無を確認したところで転売ではなかったが、高値と誤認されることのないよう指導し、現在、同店舗はマスクの販売見合わせている。

<情報提供について>
情報提供について

第11回新型コロナウイルス対策本部会議(会議資料)

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