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ポイント還元事業/決済単価クレジット4700円、QR900円、電子マネー1100円

2020年05月14日 15:20 / 行政

経済産業省は5月11日、キャッシュレス・ポイント還元事業の決済手段別の決済単価を発表した。クレジットカードは約4700円、QRコードは約900円、その他電子マネーは約1100円だった。

決済金額別の決済回数は、500円未満約11億2000回(構成比約38%)、500円~1000円未満約7億回(約24%)、1000円~3000円未満約7億回(約24%)、3000円~5000円未満約2億1000回(約7%)、5000円以上約2億1000回(約7%)だった。

1000円未満の決済が、構成比で約62%を占め、低額決済でキャッシュレス決済が進んでいることが伺えた。

<ポイント還元事業の登録状況と利用状況>
ポイント還元事業の登録状況と利用状況
出典:経産省発表資料

2019年10月1日~2020年2月24日までの対象決済金額が約6兆2000億円、還元額は約2550億円だった。

このうち、5%還元対象の中小・小規模事業者(個店)の還元額は約2190億円(構成比約86%)、2%還元対象のフランチャイズチェーン(コンビニ以外)の還元額は約90億円(約3%)、コンビニの還元額は約270億円(約11%)だった。

各決済手段の決済金額の内訳は、クレジットカード約4兆円(約64%)、QRコード約4000億円(約7%)、その他電子マネーなど約1兆8000億円(約29%)となった。

決済回数の内訳は、クレジットカード約8億5000回(約29%)、QRコード約4億7000回(約16%)、その他電子マネー等約16億2000回(約56%)。

5月1日時点の加盟店登録数は、約113万店。このうち、5%還元対象の中小・小規模事業者(個店)の登録数が約102万店(約90%)、2%還元対象のフランチャイズチェーン(コンビニ以外)の登録数が約5万2000店(約5%)、コンビニの登録数が約5万5000店(約5%)。

新型コロナウィルス感染症による影響で、決済事業者による店舗登録の申請実務に遅れが生じている現状に鑑み、6月1日還元開始店舗についての決済事業者から補助金事務局への登録申請期限を5月13日まで(従来:5月7日まで)に変更した。

また、5月22日までに登録申請した場合は、新たに6月11日還元開始の店舗として登録できるようにした。

店舗からの新規申請受付は、各決済事業者により、既に締め切られている。決済事業者へ登録申請済みの店舗に関する手続きが対象となる。各店舗の還元開始日は決済事業者から各店舗向けに通知されるという。

■キャッシュレス・ポイント還元事業
https://cashless.go.jp/

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