流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





マップル/大型車両サイズ規制に対応「業務用カーナビSDK Ver.6.0」提供開始

2021年08月17日 12:00 / IT・システム

昭文社ホールディングスの子会社であるマップルはこのほど、大型車両サイズ規制に対応した「業務用カーナビSDK Ver.6.0」の提供を開始した。

「業務用カーナビSDK」は、業務アプリの開発者が利用するカーナビSDKパッケージ。業務システムにカーナビゲーション機能を付加できるソフトウェア開発キットで、タブレットで動作する業務アプリにカーナビ機能の追加が簡単にできる。働く車の業務課題を解決する、多数のルート探索機能を用意している。

「業務用カーナビSDK Ver.6.0」より、高さ制限、車幅制限などを考慮したルート探索が可能になった。

<4種類の規制標識データを追加し、車両に応じた適切なルート探索を実現>
4種類の規制標識データを追加し、車両に応じた適切なルート探索を実現

トラック、バスを始めとする大型車両においては、通常のカーナビで案内されるルートに従っていると「高さ制限があり通行できない」「車幅制限があり通行できない」という事態が発生し、「ルートの確認に時間を要した」「現地で立ち往生し周囲の車両の通行を妨げてしまった」という事例も少なくない。

「業務用カーナビSDK Ver.6.0」は、規制標識データの格納範囲を拡大し、車両情報として、それらの情報を探索条件に設定することで、高さ制限、車幅制限を考慮したルート探索を可能にしたという。

従来の車種規制標識に加え、新たに、車幅制限、高さ制限、重量制限、危険物積載車両通行止めの4種類の規制標識データを搭載。これにより、車両に応じた適切なルート探索ができる。

<車種を「大型車」に設定した場合(他の探索条件はなし)>
車種を「大型車」に設定した場合

従来の車種規制データのみでは、数値規制が考慮されなかったため、車高2.9mの大型車両でルート探索した場合、高さ制限2.8mのアンダーパスを走行するルートを案内してしまうことが課題となっていた。

今回リリースする「業務用カーナビSDK Ver.6.0」では車両の高さを設定できるので、「車高2.9m」を設定することで通行不能なアンダーパスを遠回りするルートの探索が可能となる。探索条件に設定する車両情報については「車高」「車幅」はcm単位、「車重」はkg単位で設定可能となっている。「危険物積載」はあり/なしで設定する。

<車種を「大型車」、車高を「2.9m」に設定した場合>
車種を「大型車」、車高を「2.9m」に設定した場合

■業務用カーナビSDKの詳細
https://mapple.com/products/system-biznavi/

■業務用カーナビSDK 資料のダウンロード
https://contact.mapple.com/public/application/add/2184

問い合わせ先

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧