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アスカネットなど/セブンイレブンで非接触・空中ディスプレイのレジ実証実験

2022年01月28日 14:20 / IT・システム

アスカネット、神田工業、セブンーイレブン・ジャパン、東芝テック、三井化学、三井物産プラスチックは2月1日から順次、都内のセブンーイレブン6店舗で、非接触・空中ディスプレイ技術を採用したキャッシュレスセルフレジ「デジPOS」の実証実験を開始する。

<空中ディスプレイのイメージ>
空中ディスプレイのイメージ

空中ディスプレイとは、空中に浮かんだ映像を手で触れることなく、タッチパネル操作可能なディスプレイのことで、ディスプレイ、光学素子(空中ディスプレイプレート)、センサーの各モジュールで構成されている。

「デジPOS」の決済手段は、セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」、交通系電子マネー、iD、QUICPay+、楽天Edy、クレジット・デビットカード、バーコード決済、Apple Payに対応する。セルフレジのため、お客が購入商品のバーコード読み取りや、会計操作を行う。

今回の技術により、レジ画面を空中に結像し、空中に浮かんだ映像をタッチパネルと同様に操作することを実現した。新たな買物体験を通じて、レジカウンターの省スペース化による販売チャンスの創出や、完全非接触による安全・安心の提供を目的に検証を進める。

アスカネットによる独自調べによると、一般的に空中ディスプレイは、ホテルやオフィス等の受付機、デジタルサイネージなどを中心に展開されているが、POSレジに採用した実証実験は世界初となる。

<空中ディスプレイの仕組み>
空中ディスプレイの仕組み

今回、アスカネットと神田工業が、空中ディスプレイモジュールの開発・製造・販売、POSレジ用空中ディスプレイモジュールの共同開発をした。三井化学が、空中ディスプレイ用プレートに使用する接着剤「ストラクトボンド」の開発・製造・ 販売、POSレジ用空中ディスプレイモジュールの共同開発・企画リーディング・ 技術サポートを実施。三井物産プラスチックが、空中ディスプレイモジュールの販売、POSレジ用空中ディスプレイモジュールの共同開発をした。

東芝テックは、POS決済システム、店舗での設置・組み立てを行い、セブンーイレブン店舗で「デジPOS」をお客に利用してもらい、その効果を検証する。

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