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三菱地所/井の頭線「渋谷」駅直結オフィス・商業・ホテル複合再開発に参画

2022年01月28日 14:40 / 店舗

三菱地所は1月28日、京王井の頭線「渋谷」駅直結となる、オフィス・商業・ホテルの大規模複合再開発に参画すると発表した。

<渋谷マークシティと接続した複合施設>
渋谷マークシティと接続した複合施設

渋谷区道玄坂二丁目にて事業協力者として権利者と推進してきた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」について、1月19日に市街地再開発組合設立について東京都の認可を受け、1月28日再開発組合の設立総会が開催された。これにより同社は、再開発組合の参加組合員としてプロジェクトに参画することとなった。

解体工事開始は2022年度、新築工事着手は2023年度、完成は2026年度を予定している。

三菱地所は、丸の内を中心に四谷、田町、豊洲などの東京の主要エリアでも開発を進めてきたが、渋谷駅周辺の大規模再開発に加わるのは今回のプロジェクトが初だという。

オフィス・商業・ホテルの大規模複合再開発のほか、道玄坂沿道の広場空間や商業店舗の整備により連続したにぎわいを強化。オフィス棟・ホテル棟の中心かつ隣接する渋谷マークシティとの接続部に、地域の交流拠点となる広場・緑道を整備する。渋谷エリアへの多様な来街者誘致につながるホテル(宿泊機能)の導入にも取り組む。

道玄坂一・二丁目をつなぐ南北のネットワークを形成し、その結節点に来街者の交流・憩い空間として約850m2の広場、約50mにわたり樹木に囲まれた緑道を設ける。

オフィス棟は地上30階建てで1~3階は店舗など、3~30階にオフィスが入居。ホテル棟は地上11階建てとなる。

オフィス棟は、京王井の頭線「渋谷」駅直結の高いアクセス性と、各フロア1500m2超の貸し付け面積を有する高機能オフィスビルを計画している。防災機能の強化として、帰宅困難者のための一時滞在施設を整備する予定だ。

オフィス、商業店舗、ホテル、広場といった人々が交流する場を提供し、そこでの人々の活動から生まれる情報を発信することで、渋谷駅周辺から道玄坂に人々を誘引。渋谷エリア全体の回遊性の向上ならびに活性化に寄与することを目指す。

<計画地>
計画地

■計画概要
所在地:渋谷区道玄坂2-38他
交通:京王井の頭線「渋谷」駅直結
JR「渋谷」駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅 徒歩2分
敷地面積:約6720m2
延床面積:約8万7100m2
開発手法:市街地再開発事業、高度利用地区
階数・高さ:オフィス棟 地上30階、地下3階、塔屋2階・高さ約155m
ホテル棟 地上11階、地下2階、塔屋1階・高さ約60m
構造:地上・鉄骨造、地下・鉄骨鉄筋コンクリート造
用途:事務所、店舗、ホテルなど
設計者:三菱地所設計・山下設計設計共同体
デザイン総合監修:北川原温建築都市研究所
施工者:未定
解体工事着手:2022年度(予定)
新築工事着手:2023年度(予定)
完工:2026年度(予定)
参加組合員:三菱地所

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