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「赤から」など運営の甲羅/「Shopらん」導入、全国180店のFCとSV・本部の関係性強化

2022年08月25日 12:00 / IT・システム

ドリーム・アーツは8月25日、「赤から」などの飲食店を展開する甲羅がQSCA(Quality Service Cleanliness Atmosphere)ならびにブランド力向上の実現を目的に、多店舗オペレーション改革を支援するクラウドサービス「Shopらん(ショップラン)」を導入したと発表した。「赤から」のフランチャイズ店舗を対象に2022年7月から試験運用を開始し、9月からは全店(フランチャイズ店舗)で利用する予定だ。

<Shopらんを導入>
Shopらんを導入

甲羅は「おいしさと楽しさの創造企業」の企業理念のもと外食事業を展開し、現在は20以上ものブランドを運営している大手チェーンストア企業。食という環境を通じて質の高い時間と場所を顧客へ提供するため、QSCAを根本に据え、磨き上げていくことで甲羅グループのブランド力向上を追求し続けている。

なかでも2023年に創業20周年を迎える「赤から」は、甲羅を支える主力業態のひとつで、現在は全国に221店舗を出店する。そのうち181店舗はフランチャイズ(FC)形態で運営となっている。

赤からがFC店舗でのQSCAを維持し、ブランドイメージを維持・向上させるためには、FC企業・店舗に対する適切な店舗運営支援が必須であり、それには本部・スーパーバイザー(SV)・店舗間の「情報伝達」が重要なカギを握る。

しかし赤からにおける本部から各FC店舗への情報伝達の手段は、メール、電話、FAX、チャットツールといった複数のツールに分散していた。 本部・店舗ともに自分に必要な情報を探すのに時間を要してしまうなど、業務連絡やノウハウ共有を円滑にできる環境が整っていなかった。

またSVにとっては、FC店舗への業務依頼・指示の配信状況・既読状況の確認ができず適切なフォローがおこなえない、店舗へのキャンペーン結果や原材料使用量の報告依頼とその集計作業などに膨大な時間を費やす、といった課題が生じていた。そこで、本部・SV・FC店舗間の情報伝達の一元化・見える化と、間接業務削減を実現すべく、新コミュニケーションツールの導入検討を開始した。

<Shopらん>
Shopらん

新たなコミュニケーションツールに求められる要件としては、現場の使いやすさが最も重要だった。また本部やSVが、FC店舗に実施してもらいたい施策や作業に関する情報を確実に届けられ、その進捗を確認できるか否かもポイントとなった。さまざまなソリューションを比較・検討した結果、Shopらんがニーズに合致していること、またドリーム・アーツのもつ多店舗オペレーション改革のノウハウをもとにした導入・活用支援に期待できたことで、採用が決定した。現在は、7月からの試験運用に向け環境整備を進めており、9月からは全店で利用開始する予定だ。

また、現在は紙ベースでおこなっている業務マニュアルの運用についても、将来的にはShopらんに統合することも想定している。今回構築する作業指示の業務サイクルに加えて、動画・画像コンテンツを交えた業務マニュアルを連携させることで、「赤から」における新たな多店舗オペレーションの実現を目指す。

■問い合わせ
ドリーム・アーツ
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3
恵比寿ガーデンプレイスタワー29階
広報担当 佐藤
TEL:03-5475-2502/080-7023-7602
E-mail:pr@dreamarts.co.jp

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