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東京都/セブンイレブンと「東京データプラットフォーム」を活用した実証実験

2023年02月01日 14:30 / IT・システム

東京都デジタルサービス局、東京都水道局、セブン‐イレブン・ジャパンは2月1日~28日、行政や民間の持つデータの流通基盤となる「東京データプラットフォーム(TDPF)」を活用した実証実験を行う。

現在、東京都は、行政や民間の持つデータの流通基盤となる「TDPF」の構築を目指してTDPF協議会を設置し、民間事業者をはじめとした多様な主体と防災やまちづくりなどの分野で官民データ利活用に向けた取り組みを推進している。

<実験の概要>
実験の概要

今回、協議会に参加しているセブン‐イレブン・ジャパン(SEJ)がTDPFを通じたデータ利活用の趣旨に賛同し、SEJの店舗に設置されているセブンカフェマシンの断水状況データを東京都に提供し、水道局が行う断水情報収集への活用可能性を探る実証を行う。TDPFを通じて、官民が連携して都の行政サービスの向上を目指す初の取り組みとなる。

実証実験では、SEJの災害対策システム「セブンVIEW」で、店舗に設置されたセブンカフェマシンの給水タンクの空き状況からセブン‐イレブンの店舗やエリアにおける断水情報を検知。23区内における断水データ(発生店舗、日時)を、TDPF(仮想データ連携基盤)を通じて東京都に提供する。

TDPFはSEJよりリアルタイムにデータを取得し、水道局では計画された断水情報と提供された断水発生の店舗位置との突合を行う。急な断水の場合は、断水発生店舗位置を参考に、店舗周辺の断水状況や断水箇所の特定などに活用する。水道局からは、断水確認状況のフィードバックをSEJに送り、断水情報の詳細を「セブンVIEW」に反映し、早期対応に活用する計画だ。

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