博報堂／化粧品EC支援ソリューションで女性誌とタイアップ

2023年03月31日 17:18 ／ IT・システム

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博報堂は3月28日、EC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」が博報堂DYグループ9社の横断戦略組織「ショッパーマーケティング・イニシアティブ」の取り組みとして、博報堂マーケティングシステムズやパーフェクトと連携した化粧品EC支援ソリューション「ソーシャルARコマース」を開発したことを発表した。

＜「ソーシャルARコマース」イメージ＞

新型コロナウイルスの感染拡大を境に、化粧品メーカー各社の実店舗でのテスター撤去が進み、ECでの購入比率が伸長。そうした環境の変化を受け、生活者がECでの購入を検討する際に、インフルエンサー投稿や、SNSのレビューなどを活用し「自分が気になった商品が、似合うか確かめたい」「購入の検討に際して、背中を押してほしい」というニーズが高まり、化粧品メーカーでは、ARメイク体験ができるバーチャルメイク技術を導入する動きが広がっている。

そこで「HAKUHODO EC+」は、生活者のニーズやパーフェクトが持つバーチャルメイク技術をもとに、SNS、タイアップ記事サイト、企業ECサイトをパッケージでまとめ、商品紹介から体験、購入までをシームレスに繋いだ「ソーシャルARコマース」を開発した。

博報堂がソリューションの企画開発・運営を担い、博報堂DYメディアパートナーズが主婦と生活社「ar」連携のもと、コンテンツ企画開発を推進。博報堂マーケティングシステムズが、タイアップ記事サイトにおけるパーフェクトのバーチャルメイク技術の実装支援を行う。

＜タイアップパッケージ概要＞

第1弾の取り組みとして、女性誌「ar（アール）」とのタイアップ型パッケージを提供開始。インフルエンサー「ar girl」が化粧品メーカーのアイテムを使用したおすすめメイクパターンを自身のSNSアカウントで紹介し、「ar」のタイアップ記事サイトでバーチャルメイク体験ができることを告知、サイトへの来訪を促す。

来訪したタイアップ記事サイトで、「ar girl」がおすすめするメイクをバーチャル体験し、気になるアイテムがあれば「まとめ買い」（個別購入も可能）を選択すると、化粧品メーカーのECサイトへ誘導される。選んだアイテムはそのまま企業ECサイトのカートに引き継がれるため、スムーズな買物体験が可能となる。

化粧品メーカーにとっても、SNS起点アプローチによる「潜在層」を含めたECサイトへの来訪促進、バーチャルメイク体験の提供による購買促進、複数のアイテムを「まとめ買い」できるコマース機能の提供による客単価向上が期待できる。

「HAKUHODO EC＋」は今後も、マーケティング領域とメディア領域の両面からクライアント企業のコマース領域支援を行っていく。