三井アウトレットパーク 幕張/パイシステムズのデジタル免税カウンター導入

2025年01月30日 10:15 / IT・システム

Pie Systems Inc.の日本法人であるPie Systems Japan(パイシステムズジャパン)はこのほど、「三井アウトレットパーク 幕張」(千葉市美浜区)に、デジタル免税カウンター「PIE VAT Station(パイ・ヴィエイティー・ステーション)」をオープンした。

パイシステムズ

施設内店舗における訪日客ショッピングの免税手続きを一括して行う。免税未対応店、既存免税店ともに各店舗での手続き不要で免税対応が可能となり、従来83店だった免税店舗数が96店まで拡大した。これにより、施設内の訪日客の買いまわり・相互送客効果によるインバウンド売上向上が期待できる。

また、「PIE VAT Station」は、訪日客が商品購入時に消費税を払い、後にキャッシュレス(アプリ「PIE VAT」経由)で払い戻しを受ける「リファンド方式」免税カウンターだという。今後予定される訪日客向け免税制度改正に対応しているため、商業施設は「PIE VAT Station」を導入するだけで改正後の免税制度にスムーズに移行可能だ。

このほかの「PIE VAT Station」導入メリットとしては、商業施設、商店街の加盟店全体の免税取引データを収集・分析が可能になる。免税カウンターで対応した免税取引の売上明細や国籍別データなどを集積して、ダッシュボードとして提供可能。リアルタイムで確認できるため、インバウンドマーケティングに有効活用できる。

免税販売に関する店舗と購入者の負担を軽減し、簡単に行えるようになる。商業施設で免税できることを訪日客にアピールでき、新たなインバウンド需要を取り込める。

なお、Pie Systemsのデジタル免税カウンターは、店舗での利用費用が発生しない。免税手続きに必要な免税店ステッカーや免税手続きリーフレット、消耗品の梱包資材も、Pie Systemsが無料で提供する。低単価商品を扱う店舗も免税が可能。免税対象金額(税別5000円)に満たない店舗も、参加店舗間での合算で免税販売できるという。

パイシステムズジャパン

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