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柏の葉T-SITE/子どものいる暮らしを提案する複合商業施設オープン

2017年03月01日 22:00 / 店舗レポート

<本館1階は毎日の食とくらしのフロア>

公・民・学が連携する「柏の葉スマートシティ」という立地と、子どものいるファミリー層が多く住む周辺環境を踏まえて、「子どものいる暮らし、優しい未来を提案する」を施設のテーマとした。

柏の葉T-SITEの館長を務める芝元壮志氏は「柏の葉は、子どもが生まれて、子育てを意識して移住してくる人が多い街だ。毎日行きたくなる公園や居心地の良い場所を目指した」と語る。

<本館2階は親と子のコミュニケーションのフロア>

つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」から徒歩5分に立地するが、駅前には売場面積5万9000m2、店舗数約180店を展開する「ららぽーと柏の葉」がある。

芝元館長は「ららぽーとは、もちろん参考にはしているが、何よりも柏の葉のお客様が何を求めているのかを重視した。既存商業施設との住み分けという視点ではなく、ターゲット層とする30~40歳代のママたちがもとめているものを追求してテナント構成、施設構成を考えた」と語る。

1階の東側エントランス前には、子どもを重視したT-SITEとして、小さな公園を設置した。

ニューヨーク生まれの自分で遊具を作るImagination Playgroundを導入。高架下に位置し、雨の日でも子どもがあそべる工夫をした。

<絵本の読み聞かせコーナー>

2階部分は「子どものためのT-SITE」として、児童書や21世紀型の学びを提供するT-KIDSシェアスクールのフロアとした。

柏の葉のママたちの声を集める中で、「図書館まで遠く、子どもに本を読ませたいが、なかなか子どもに本を読ませる場所がない」という声があったことに対応した。

書籍は蔦屋書店が取り扱うメイン商品であり書籍を軸に、これまでにない「子どものいる暮らし」をテーマにした商業施設を開発した。

<子ども用の読書スペース>

2階にはT-SITEで最長となる全長108mのキッズブックストリートを配置し、3万冊を超える日本最大の児童書売場を展開する。

児童書売場では、子どもの視線が集まる下段には絵本や児童書を配置。一方、大人が見る上段には大人向けの書籍を配置した。

例えば、宇宙のコーナーでは、子ども向けには宇宙について絵本を配置したが、上段には大人向けのホーキング博士の宇宙論などを配置した。

テーマごとに子ども向けと大人向けの書籍を陳列することで、親子でさまざまなテーマについて会話できるような空間を目指した。

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