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カスミ/茨城県内100店達成、「フードスクエアカスミ龍ケ崎中里店」

2017年12月08日 20:44 / 店舗レポート

カスミは12月8日、茨城県龍ヶ崎市の商業施設「たつのこまち龍ケ崎モール」に、茨城県内100店目となる「フードスクエアカスミ龍ケ崎中里店」をオープンした。目標年商は18億円。

<フードスクエアカスミ龍ケ崎中里店>
フードスクエアカスミ龍ケ崎中里店

石井俊樹社長は、「創業して56年目で念願の100店を達成した。カスミは土浦が発祥の地であり、県南地区ではカスミのブランドが浸透している。今回は、龍ヶ崎市の街づくりの一環として建設されたNSCへの出店であり、街づくりへも貢献をしたい」と述べた。

<店内>
店内

「たつのこまち龍ケ崎モール」は、不動産会社の新昭和が開発した施設で、総店舗面積1万2325m2に、カスミのほか、ケーズデンキ、蔦屋書店、天然温泉「湯舞音(ゆぶね)」、マツモトキヨシ、ワッツ、ユニクロ、サイゼリヤ、魚べいなどが出店する。

龍ヶ崎市は人口約7万8000人で人口が急増しているほか、NSCの対面には、1日1000人が通院する龍ケ崎済生会病院がある。

<店舗レイアウト>
店舗レイアウト

1次商圏は1km圏内の3906世帯、2次商圏は1~2km圏内の3104世帯とした。NSC全体で、1062台の駐車場をそなえ、市内全域からの集客を目指す。

<惣菜の揚げ物コーナー>
惣菜の揚げ物コーナー

部門別アイテム数は、鮮魚357、精肉346、和風日配611、一般食品3006、菓子2113、日用雑貨1466、果実177、野菜322、惣菜260、洋風日配1074、ベーカリー45、酒1090、地域商品105、合計1万972SKUをそろえた。

<一般食品コーナー>
一般食品コーナー

商品構成比は、鮮魚9.5%、精肉9.0%、和風日配5.5%、一般食品12.0%、菓子8.5%、日用雑貨1.2%、果実5.0%、野菜10.0%、惣菜11.8%、洋風日配12.5%、ベーカリー1.5%、酒3.5%、その他10%とした。

<共感プライス>
共感プライス

龍ケ崎中里店では、購買頻度が高い生活必需品を中心にEDLPで販売する「共感プライス」に対応した商品を1691アイテムまで拡大した。

共感プライスは7月21日に千葉県山武郡にオープンした「フードスクエアカスミ横芝光店」から導入した施策で、当初は350アイテムでスタートしたが、順次、対象アイテムを拡大している。

<石井社長>
石井社長

石井社長は、「日常の暮らしを大事にしながらも、たまにはこれも食べてみたいという半歩先の提案を意識した品ぞろえをした。共感プライスは、日常の暮らしに必要な商品で、新店をオープンするたびに対象商品を増やし磨きをかけている。来期は2000アイテム以上をEDLPで展開したい」と語る。

イオングループが展開するプライベートブランド「トップバリュ」も値ごろ感を打ち出すため668SKUを導入。そのほか新商品、新規チャレンジ商品を650SKUを投入した。

<精肉部門の冷凍食品でも共感プライスを導入>
精肉部門の冷凍食品でも共感プライスを導入

共感プライスに選定した商品は、買上げ率が上がっているため、結果的に粗利率もプラスとなっている。値ごろ感を出しながらも、利益を担保できる好循環につながっているという。

<話題の甘酒もコーナー展開>
話題の甘酒もコーナー展開

また、鮮魚部門、精肉部門の最寄りに、クッキング・コミュニケーションコーナーを設置し、メニュー提案や食の情報を通して地域のお客との交流を深める。

<クッキング・コミュニケーションコーナー>
クッキング・コミュニケーションコーナー

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