カスミ/茨城県内100店達成、「フードスクエアカスミ龍ケ崎中里店」
2017年12月08日 20:44 / 店舗レポート
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店舗レイアウトでは、鮮魚部門を縮小した。鮮魚部門は部門損益が営業赤字の部門で、黒字化へ向けて売場の見直しを行っている。
下期は30店で、鮮魚部門の売場面積の見直しを実施しており、改装店舗では、粗利率が2%程度改善しているという。
鮮魚部門では、298円均一で豊富なメニューをそろえた刺身コーナーを設置した。
簡便や即食といったニーズに対応するため、味付け切身や季節の鍋コーナーを強化した。
子どもや高齢者から、魚は骨があり食べずらいという声があることに対応し、魚の骨を取り除いた「骨とり魚」コーナーを設置した。
生鮮食品に対しても、簡便料理の要望が高まっていることを受け、鮮度感のある冷凍食品を意識した「フローズンシーフード」コーナーも用意した。
精肉部門では、焼肉用、すき焼き用のファミリーパックの品そろえを強化したほか、ハム・ベーコンなど減塩・低カロリー商品の品そろえを充実させた。
拡大が続く、精肉部門では、専門店「ラ・ブシュリー」を導入。対面販売で精肉を販売するほか、冷蔵ケースでパック商品を販売する。
青果部門では、旬のおすすめ野菜や果物のほか、簡単・簡便なカット野菜やカットフルーツを強化。体に優しい有機野菜、特別栽培野菜や龍ケ崎近郊の生産者の地元野菜の品ぞろえを増やした。
加工食品では、「高カカオチョコレート」を中心とした健康を意識した商品を集積したほか、お弁当・パスタなど簡単・簡便な冷凍食品の品そろえを拡大した共感プライスをコーナー展開した。
「体の変化が気になりだした方へ」「手軽に!エイジングケア!」「かむチカラが弱い方へ!」といったテーマを掲げ、それぞれに対応した商品を分かりやすく訴求する。
エンドプロモーションでは、メーカーと協力した売場を導入し、1つのメーカーが1つのプロモーション売場を作る取り組みも強化した。
お客が求める有力商品があるメーカーと共に、売り込み商品を明確にすることで、話題の商品や新商品の露出を高める。
酒類売場では、缶チューハイ売場で新たに、アルコール度数別の棚割りを導入した。アルコール度数3%以下を低アルコール、5%以下をスタンダード、5%以上の7%や9%を高アルコールと位置づけ、分かりやすく訴求する。
和風日配では、美容・健康効果のある甘酒・糀商品を集合展開したほか、洋風日配では、朝食簡便・健康コーナーとしてスムージーの品そろえを強化した。
地域商品への対応として、つかもとの「甘納豆」、名古屋食品の龍ケ崎名物「くづ餅」、国華堂の「竜ケ崎一万石最中」など、地元で支持される商品も販売する。
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