ビックカメラ/小田急百貨店町田店に出店、目標年商60億円
2019年02月21日 17:40 / 店舗レポート
ビックカメラは2月21日、東京都町田市の小田急百貨店町田店に「町田店」をオープンした。同日、マスコミ向け内覧会を開催した。
同店は、小田急線町田駅直結の小田急百貨店町田店7・8階に位置し、41店舗目の出店となる(2月21日現在)。7階に生活家電、テレビ、美容家電、ゴルフ、寝具、酒、くすり・日用品、リフォームを、8階に携帯電話、時計、ゲーム、おもちゃ、文具をそろえた。
<町田駅からのビックカメラ直通エレベーター(デザインは期間限定)>
店内外は、小田急線の電車をイメージした遊び心あるデザインを採用し、駅上の店舗をアピールしている。
店舗面積は池袋本店と同等の約4700m2。
宮嶋宏幸社長は、「家電から生活雑貨、医薬品、酒などビックカメラの取り扱い商品をフルラインナップし、リアル店舗ならではの体験・体感にこだわった売場を充実、年商約50~60億円を目指す」。
「電子棚札を大幅に導入し、表示価格をシステムで一括して変更。最低1日2回はあった値札の張替え業務を軽減する。スタッフの作業負担を軽くし、より接客に対応できる。今後も、電子棚札を他店にも展開する」と述べた。
3月1日グランドリニューアルオープン予定の小田急百貨店町田店は、既存顧客の高年齢化から、生活委密着した集客力のあるテナントを求めていた。
小田急百貨店広報は、「若年層、ニューファミリーを新規に取り込むためにも、集客力のあるビックカメラをテナントに導入した。日常生活に欠かせない家電、日用雑貨、医薬品など生活関連に強いビックカメラを上階に置くことで、館全体の回遊性が高まることを期待している」とコメントした。
ビックカメラ町田店は、リアル店舗ならではの体験・体感にこだわった売場として、酒売場の「試飲カウンター」、「対面式交換レンズカウンター」、「シェーバーの対面販売」を同店から初導入。
「試飲カウンター」では、高級な酒も手ごろな価格で1杯ずつ飲み比べできる。ワインが税込300~1000円、八海山など日本酒が100円~500円、赤霧島など焼酎100円~500円となっている。
最新調理家電を使った「宅飲み」を提案し、バーのように演出している。
カメラコーナーの「対面式交換レンズカウンター」では、販売員が複数のレンズを比較しながら案内し、製品を手に取って試すこともできる。
美容家電の「シェーバーの対面販売」も、実際に商品を手に取れる。
また、家電周辺機器、生活雑貨、文具などは、サンプルを展示し、手に取って、製品の硬さや重量を試すことができる。通常、中身は触れないマスク、歯ブラシの実物を展示。好みの商品を触感で探せる。
文具は約1m2の試し書きスペースを設け、ゆっくり試すことができる。
8階の携帯電話コーナーでは、お客が座って接客を受けられるよう椅子も設置した。
おもちゃ売場は、ゲーム・パソコン売場に隣接しており、知育玩具からプログラミングまで対応できる。
さらに、利用者が増加しているネットで注文し、店頭で引き取る「ネット取り置きサービス(トリオキ)」で、オーダーが入った商品を速やかにピックアップできるように、電子棚札のLEDライトが点滅する。
川瀬大店長は、「ネット取り置きサービスは、町田店の在庫だけでなく、他店舗や倉庫の在庫も取り寄せして、店頭で受け取れる。町田では、既存のビックカメラセレクト町田店をビックカメラ町田店の別館に刷新し、ソフマップの中古家電、自転車などを取りあつかう。2店体制で地域密着店として頑張りたい」と話した。
■ビックカメラ町田店
住所:東京都町田市原町田6-12-20小田急百貨店7・8階
営業時間:10時~21時(2月中は10時30分~21時)
店舗面積:約4700m2
駐車場:提携駐車場あり
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