阪急メンズ東京/開業以来の改装で目標年商170億円、オーダー充実
2019年03月15日 19:00 / 店舗レポート
阪急メンズ東京は3月15日、リニューアルオープンした。3月14日関係者向け内覧会を行った。
2011年10月の開業以来初の大規模で、総投資額は約17億5000万円。改装後の売上目標は約170億円、地下1階から地上7階の売場面積約1万1000m2を一新する。
男性の価値観の多様化に合わせ、メインターゲットを従来の世界を飛び回るビジネスマン、ジェットセッターから、クリエイターに変更。
ストアコンセプトを「クリエイティブコンシャスな男たちに向けた冒険基地」に一新した。
山名伸治店長は、「男性の価値観は高級ブランドが欲しいというような上昇志向から、自分らしく、快適に、美しくいたい『自分充足志向』に変わっている。そこで、男性が好きなものを集めた秘密基地をイメージした施設に刷新した」。
「各階はフロアコンセプトの背景となるストーリーがあり、特色を強く出した。約2週間で入れ替わるポップアップショップ、毎週金曜日にDJイベントを行うなど知的好奇心を持った男性が集う店にふさわしいイベントを実施する」と説明した。
<6階の自主編集売場「GARAGE D.EDIT」ではDJイベントも>
自主編集売場比率を15%から24%に高めており、各フロアではストーリー性のある商品がそろう。特に今回のリニューアルでは、7階に改装を象徴するショップを集積した。
7階のフロアコンセプトは「ヴィンテージ&リバイバル」。国内外の一流の審美眼を持つプロフェッショナルが厳選したヴィンテージアイテムをセレクトした。
6階は新進気鋭のクリエイターズブランド、5階は靴専門売場で、休止していた「セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)」のメンズが世界初出店するなど、ドレスからスニーカーまでシューズがそろう。
4階オーセンティックな紳士服、3・2階に海外を中心としたラグジュアリーブランド、1階はメイク・スキンケア・香水がメインで、地下1階には旅をテーマに服飾雑貨を集めた。
7階は、中心にヴィンテージアイテムがそろう店、壁面にリバイバルをテーマにしたショップをそろえた。
中心のポップアップコーナーには、レトロなレコードとハイテクサウンド装置が買える「ギンザレコード」、ヴィンテージのセルフレームを扱う「スピークイージー」はバーカウンターを設け、大人の男の社交場を演出している。
ファッションだけでなく、インテリアの「ミッドセンチュリーモダン」も出店しており、ライフスタイル全般を提案できるフロアになっている。
また、NYブルックリンに本店を構えるアメリカンヴィンテージバーバーの「ルドローブラント」と「ダブル アール エル」の初コラボ店舗も登場した。
各階では、オーダーにも力を入れており、自分好みのこだわりの1品をあつらえることができる。
5階には、靴だけでなく、スーツなどファッションからライフスタイルまで対応するオーダーサロン「ビスポークサロン」が登場。
スーツ、靴、車、香水などあらゆるビスポークを提案するサロンで、顧客と対話しながら職人が本物を提供する。年52回のビスポークイベントを予定している。
4階にパターンオーダーだけでなく、フィッティングオーダー(仮縫い1回)、フルオーダー(仮縫い複数回)もできる「オーダーサロン」があり、とことんこだわりを追求できる。
山名店長は、「オーセンティックなスーツはもちろん、クールビズに代表されるカジュアルなオフィススタイルもオーダーできる。有料でスタイリストがコンシェルジュのように付く『スタイルメイキングクラブ』サービスも実施し、自分だけのスタイルを作り上げることができる」と述べた。
地下1階では、シャツやバッグなど雑貨のオーダーができる。シャツは、土井縫工所、HITOYOSHI、ミツワが入り、きめ細かな提案でぴったりの1枚が購入できる。
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