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コープみらい/500m圏組合員比率60%「国分寺内藤店」PB商品訴求

コープみらいは6月4日、東京都国分寺市に「コープ国分寺内藤店」をオープンした。日商453万3000円、初年度年商16億5000万円を計画する。

<コープ国分寺内藤店>
コープ国分寺内藤店

5月19日に閉店した旧「ミニコープたまらん坂店」を移転増床した店舗で、新しく整備された新府中街道沿いに立地する。

店舗面積は、約330m2から約1323m2と約4倍に拡大した。現在、売場面積で約330m2、約1320m2~1650m2、約1980m2の3つのタイプを展開しており、今回は標準店の出店となった。

国分寺内藤店の出店により、国分寺市内では「コープ国分寺店」「コープ弁天通り店」に続き3店目の出店となる。コープみらい全事業エリアでは、東京72店、埼玉44店、千葉18店、合計134店となった。

<店舗レイアウト>
店舗レイアウト

商圏人口は、1次商圏(500m)約1万人、2次商圏(1km)約3万6000人、3次商圏(2km)約13万3000人を想定する。

国分寺は元々、生協の組合員が多い地域で、たまらん坂店からの利用者も多い。500m圏の組合員比率(世帯数対比)は60%超、1km圏でも50%を超えている。

組合員のうち、約70%が店舗を利用しているため、コープ商品に馴染みのあるお客が多い。

<店舗入口(青果売場)>
店舗入口(青果売場)

部門別商品構成比は、農産17%、水産9.3%、畜産10.3%、惣菜10.3%、ベーカリー3.3%で、生鮮3品惣菜合計50.5%。

日配10.8%、冷食・アイス3.3%、加工肉1.7%、パン2.4%、牛乳・卵2.4%、米2.1%、菓子4.0%、食品12.5%、酒4.7%、住関連3.1%、グロサリー合計24.3%とした。

<コープ商品を拡大>
コープ商品を拡大

アイテム数は、農産335、水産220、畜産195、惣菜181、ベーカリー60、日配1300、牛乳・卵61、加工肉122、冷食・アイス430、米32、パン312、食品3510、菓子1583、酒936、住関連2139アイテムを展開する。

日配品の約50%、グロサリーの約20%をコープ商品(PB)とした。組合員比率が高い地域であることから、コープ商品のフェイスを増やし、コープファンを拡大する。

コープみらいの2018年度の冷凍食品の販売構成比は、コープ商品50.8%・NB49.2%。内訳は、冷凍食品:コープ商品74.2%・NB25.8%、アイス:コープ商品17.2%・NB82.8%だった。

部門別のコープ商品比率(コープみらい2018年度実績)は、水産10.0%、日配(日配・卵牛乳・加工肉・パン)43.9%、食品・菓子36.2%、酒16.0%、米69.8%、非食品33.2%となった。

産直商品比率は、農産52.7%、畜産59.7%で、競合店舗と品ぞろえで差別化を図っている。

常務理事の永井伸二朗店舗事業本部長は、「組合員比率が低いエリアでは、やはりナショナルブランドのニーズが高く、コープ商品はここまで訴求できない。組合員比率が高いエリアでは、コープ商品を求めるお客様が多く、他店との差別化にもつながっている」と語る。

<きらきらステップの冷凍食品>
きらきらステップの冷凍食品

コープ商品では、ナショナルブランドと差別化ができる商品開発を進めており、子育て中のママの声を集めて開発した乳幼児食「きらきらステップ」7アイテムを冷凍食品でコーナー化した。

食物アレルギーを引き起こす物質のうち、特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)を使わない食物アレルギー対応商品「7品目を使わない」シリーズ全10商品を投入し、初めてコーナー展開した。

<7品目を使わないシリーズ>
7品目を使わないシリーズ

国産の発芽玄米粉と白米粉をベースにした「スパゲティタイプ」と「マカロニタイプ」、国産の白米粉と発芽玄米粉をベースに米ピューレを加えた「うどんタイプ」と「中華めんタイプ」の麺類4品を展開。

メニューのバリエーションが広がるように、「トマトソース」、「カレーソース」、「ホワイトソース」、「ブラウンソース」の4品の「基本のソース」を3~4人前の容量でそろえた。

ミックス粉は、小麦粉の代わりに米粉をベースとした「パンケーキミックス粉」と「お好み焼きミックス粉」を用意し、メニューの幅を広げた。

<価格訴求の量販商品でもPBを活用>
価格訴求の量販商品でもPBを活用

コープ商品は、日常生活でお買い得な商品という側面もあるため、価格訴求を伴う量販商品として活用している。

菓子売場では、コープ商品の100円均一菓子と食品卸が展開する100円均一菓子を併売し、お買い得のある売場を演出する。

近隣の西国分寺駅周辺にはマンションなどの集合住宅も多く、子育て世代などファミリー層や単身者が多く在住していることから、惣菜などの簡便・即食商品や子育て層を意識した商品を強化した。

<畜産の簡便商品コーナー>
畜産の簡便商品コーナー

畜産部門でフライパンで炒めるだけの味付けや下ごしらえ済みの商品をコーナー化したほか、冷凍食品のミールキットも投入した。

<水産では冷凍ミールキットを展開>
水産では冷凍ミールキットを展開

水産部門では、冷凍食品のミールキット5品目を投入した。「ブロッコリーのバジルバターペンネ」「シーフードアヒージョ」「するめいかと里芋の煮っころがし」「いかの酢豚風黒酢炒め」「アクアパッツァ」を各398円でそろえた。

永井常務理事は、「ミールキットへのニーズは高まっているが、宅配と違い、店舗では賞味期限が課題となっている。チルド商品は賞味期限が短いため、冷凍食品のミールキットの開発を強化している。チルド商品のミールキットも賞味期限の課題をクリアできれば店頭販売の可能性はある」という。

<農産では顔が見える産直商品を訴求>
農産では顔が見える産直商品を訴求

農産部門では、コープならではの「顔が見える」産直商品や産直品を原料にしたこだわりの加工品もそろえた。

<水産部門はオープンキッチンを採用>
水産部門はオープンキッチンを採用

水産部門と畜産部門は、天井までガラス窓を設置して視認性を高めたライブ感・鮮度感ある売り場づくりをした。

<畜産部門では、一部でノントレー包装商品を導入>
畜産部門では、一部でノントレー包装商品を導入

環境面に配慮し食品トレーを利用しない「ノントレー包装」の畜産商品をコーナー化した。

<健康配慮型商品もコーナー化>
健康配慮型商品もコーナー化

「おいしさ」「健康」「簡便」「即食」をテーマに、コープ商品や産直商品、コープならではのこだわりの商品の品ぞろえを強化し、「コープのファンづくり」を進める。

<ベーカリーにはセミセルフレジを導入>
ベーカリーにはセミセルフレジを導入

ベーカリーでは、コープのベーカリーセンターで製造したこだわりのチルド生地のパンを提供する。人気の「サクサク熟旨カレーパン」や「グルメサンドイッチ」など、コープのこだわり商品を展開する。

セミセルフレジを導入し、レジスピードアップとともに金銭授受による衛生管理に配慮した。

<イートインコーナーを新設>
イートインコーナーを新設

イートイン「コープカフェ」を42席設け、店内で購入した商品を楽しんだり、買い物後にゆっくりとくつろげる空間を提供している。

コープみらいでは、現在、売場面積330m2程度のコープミニ66店、売場面積1320m2以上のスーパーマーケット68店、合計134店を展開している。

今後、コープミニの既存店付近にスーパーマーケットが出店できる場合は、店舗のスクラップアンドをビルドを進めていく計画となっている。

永井店舗事業本部長は、「都心部で展開している160m2~330m2程度のコープミニは、非常に効率が良い店舗で、ミニコープは黒字の業態となっている。ミニコープは今後も継続していくが、より組合員の利便性を高めるために、店舗の大型化が可能な店舗は、スクラップアンドビルドを進めたい」と述べている。

<出店地>
出店地

店舗概要
所在地:東京都国分寺市内藤1-22-12
アクセス:JR中央線「西国分寺」駅から徒歩約12分
TEL:042-505-9591
営業時間:9時~22時45分
定休日:1月1日
日商:453万3000円
年商:16億5000万円(初年度)
従業員数:正規14人、パート・アルバイト52人(167時間/月で換算)
敷地面積:約3795m2
売場面積:約1323m2
駐車場:64台
駐輪場:130台

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