渋谷109/食ゾーン「モグモグスタンド」新設、売上目標13億円
2019年06月26日 16:50 / 店舗レポート
100IBUYA109エンタテイメントは6月28日、SHIBUYA109地下2階に10年ぶりとなる食ゾーン「MOG MOG STAND(モグモグスタンド)」をオープンする。6月26日マスコミ向け内覧会を開催した。
SHIBUYA109のリニューアルコンセプト、「SHIBUYA109LAND」を体現するフロアとして、地下2階「モグモグスタンド」が誕生する。フロア全体の売上目標は13億円と設定した。
「モグモグスタンド」のコンセプトは、「食」の行列発信地 。SHIBUYA109初の飲食直営事業「IMADA KITCHEN(イマダキッチン)」のほか、東京初出店を含む飲食店7店舗が出店する。
同社独自の調査により分かった、10~20代女性に人気の「食べ歩き」を切り口に、リニューアルした。
タピオカドリンク、ジェラート、クレープといった食べ歩きの店が集結している。
木村知郎社長は、「109誕生40周年を記念し、ファッションだけでなくエンタメの要素を強化している。中でも、食は若い世代の関心の高いテーマで、109ならではの商品、ここでしかできない体験、リアルに溜まれる場所を提供する」。
「ワクワク、初めて、変わる、集まるなどをキーワードに109限定商品を展開。当社直営のイマダキッチンでは、インフルエンサーなどと共同開発した渋谷発の流行スイーツを発信していく」と述べた。
客単価は800~1000円、コラボカフェはグッズ販売などもあるため5000~6000円を見込んでいる。
「溜まれる場」もテーマとしているため、イートイン席を全体で約50席用意した。
内装は、写真映えするようなカラフルなデザイン、フォトスポットを採用している。
渋谷109は、ファッションだけでなく、エンターテイメントの要素を取り入れた、8階ポップアップストア区画「DISP!!!(ディスプ)」などの施策が功を奏し、入館者数は2018年868万人と増加し続けている。
売上も今年2月から5カ月連続で前年同月を超えている。2019年は880万人を目標とし、食の強化で、早期に2009年の過去最高入館者数900万人超えを目指す。
「イマダキッチン」は、109が手掛ける食の発信スポットとなっている。
「渋谷ワンハンドフードフェス」をコンセプトに、話題の企業、インフルエンサーと共同開発したメニューを提供する。
第1弾は、カリスマ動画クリエイター「kemio」がプロデュースする豆腐ソフトクリーム「ウチらの健康爆発豆腐祭ソフト」(税別580円)が登場する。
スペシャルティドリンク専門店「チャタイム」は、ミルクティーなどのベースにタピオカ、仙草ゼリー、ココナツゼリー、あずきなどをトッピングできる。
ベースのお茶は440円から、トッピングは50円からとなっている。
109限定の「バタフライピー パッションフルーツ」(R税込470円、L530円)は、マメ科の植物の花びらを乾燥させて作ったお茶で、美しい青い液色が特長となっている。フルーツの酸味に反応し、色が変化するのが楽しめる。
クレープ・ソフトクリームの「ヨーキーズ クレープリー」は、関東初出店となる。
109限定の「レインボーマシュマロクレープ」(680円)などが楽しめる。
ヘルシーなジェラート「ヴィト」は、本場イタリアの製造方法をベースに独自製法で仕上げたジェラートが並ぶ。カップ(ダブル)税別430円、トリプル480円、飲むジェラート540円からそろう。
コラボカフェは、LINE FRIENDSとBTSがコラボした「BT21」のカフェが登場する。
夏、青い海、ビーチなどをイメージした夏らしいフォトジェニックなメニュー、オリジナルグッズなどが購入できる。ドリンク890円から、セットメニュー1990円、オリジナルグッズ600円から購入できる。
そのほか、イチゴスイーツ専門店「ストロベリーフェチ」、八丁堀で人気のカフェ「ロアー ブラザーズ」が出店している。
■MOG MOG STAND
所在地:東京都渋谷区道玄坂2-29-1 SHIBUYA109地下2階
営業時間:10時~21時
店舗面積:約1000m2
店舗数:10店舗
https://www.shibuya109.jp/mogmogstand
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