ブランチ横浜南部市場／目標年商86億円「市場の食専門店」連携のNSC

2019年09月19日 17:50 ／店舗レポート

大和リースは9月20日、神奈川県横浜市金沢の金沢シーサイドライン「南部市場駅」前に、複合商業施設「ブランチ横浜南部市場」をオープンする。目標年商は86億円で、年間レジ通過客数350万人を目指す。

＜ブランチ横浜南部市場＞

横浜市の市場再編に伴い実施する「横浜南部市場」の再整備に伴い近隣型ショッピングセンター（NSC）を開業するもの。横浜南部市場「食の専門店街」、横浜南部市場と隣接しており、市場のプロによる食材の目利き教室など、市場と連携したイベントで、これまでの商業施設にない買い物体験を提供する。

＜食の専門店街＞

エリア最大級となるスーパーマーケット「エイビイ」を中心に、隣接する「横浜南部市場食の専門店街」とともに、新たな食のライブマーケットを形成する。市場から3店が出店し、合計15店がオープンする。

テナントリーシングにあたっては、地元神奈川県という視点と周辺住民のアンケートを活かした。

＜エイビイ＞

エイビイ南部市場店のほか、ドラッグストア「クリエイトSD」、家電量販店「ノジマ」、100円ショップ「セリア」、釣具「上州屋」を誘致した。

南部市場からは、青果「みなみ」、鮮魚「神水産」、食堂・和食「がってん食堂」が出店する。

飲食では、新業態の炭火ハンバーグレストラン「まあるいしあわせ」、カフェ「葉山珈琲」、食肉・飲食業「横浜南部晃進」、ベーカリー＆カフェ「エビシェール」が出店する。

そのほか、託児機能付きオフィス「ママスクエア」、期間限定で完全予約制のバーベキュー施設「NANBU BBQ PARK 南部肉場店」もオープンする。

＜ノジマの洗濯機対決コーナー＞

家電量販店のノジマでは、近隣の家電量販店との差別化を図るため、TVのインチ比較コーナー、縦型洗濯機対ドラム型洗濯機の対決コーナーを設置。メーカー軸ではなく、機能軸で商品を比較することで商品選定をサポートする。また、健康家電の体験型コーナーとして、フィットネスコーナーを設けた。

＜上州屋のモバイルフィッシングコーナー＞

釣具の「上州屋」は、女性や子どもが気軽に釣りを楽しめる釣り入門的な商品を充実させたほか、電車で釣りに行く人が増えていることに対応して、電車に内に持ち込みやすい折り畳み式の竿をそろえたモバイルフィッシングコーナーを設置した。

＜フロアマップ＞

施設内には、芝生敷きの海辺広場などの緑豊かな空間や、調理設備を整えた交流スペースを整備する。交流スペースでは、国内外の多世代の来訪者に対して、南部市場の食材を積極的に使用し、物流エリアや経験豊かな関連棟事業者を講師に招いて、食文化の発信や食を介したコミュニティの醸成を図る。

地域住民にとっては、日々の食卓が豊かになり自慢できる場所に、観光客にとっては地域や全国の食を求め訪れたくなる場所になることで、地域と人が「食」を中心につながっていく交流拠点を目指す。

■ブランチ横浜南部市場
所在地：神奈川県横浜市金沢区鳥浜町1-1
敷地面積：3万4719.81m2
延床面積：20431.13m2
構造規模：鉄骨造2階建
テナント構成：飲食、物販、サービスなど
駐車場台数：775台
駐輪台数：372台
https://www.branch-sc.com/yokohama_nanbu/