くら寿司/初の都心型店舗「渋谷駅前店・西新宿店」感染予防策を強化
2021年01月14日 16:54 / 店舗レポート
くら寿司は1月14日、都心型店舗の第一号店となる「渋谷駅前店」、「西新宿店」をプレオープンした。同日、報道陣に店内を公開した。
<渋谷駅前店は渋谷駅と地下通路で接続したビルに出店>
※写真はくら寿司広報部提供(以下同)
両店は、入店から退店まで店員と対面せずに顧客へサービスの提供が可能となる「非接触型サービス」の標準装備など感染予防対策を強化した、都心部の駅近立地の店舗。
くら寿司では、コロナ収束後を見据えた「Beyond(ビヨンド)コロナ」戦略として、今期中に「都心部」へ新たに6店舗(渋谷駅前店、西新宿店含む)をオープン。いずれの店舗も価格帯は一皿110円(税別)と、通常店舗より高い設定となる代わりに、都心部ならではの需要を満たす商品やサービスを提供する。
主要ターゲットはオフィスワーカー、客単価は1000円~1100円と設定した。
メニューは、オフィスワーカーのランチ・夕食時の利用を見込み、両店舗限定で大人向け商品「大人寿司」をレギュラー販売する(通常店舗は期間限定販売)。
郊外型店と違い駐車場は設けないため、仕事帰りのちょい飲みを取り込むアルコールメニュー全16種類(通常店舗では8種類)を用意した。
「チューハイカルピス」(税込385円)、「焼酎(芋)ロック」(385円)、「ウイスキー水割り」(418円)などがそろう。
厨房内にサーバーを設置することでグラスでの提供、ロックや水割りにも対応する。
さらに、オープンを記念して「えびサーモン寿司」(242円)と、スイーツブランドKURA ROYAL「トロピカルサンライズブルー」「トロピカルサンセットレッド」(各429円)の3品も、両店舗のみ期間限定で販売する。
渋谷、新宿といった立地から若年層、女性に好まれるスイーツをそろえた。
店内は、テーブル上もコンパクトかつスッキリさせた、くら寿司の新たなスタンダード店舗様式「スマートくらレストラン」を採用した。
コンタクトレス、タッチレスな「セルフ案内」を導入。座席間の背もたれを高くし、飛沫を防止する。
注文は、自身のスマホと連動して注文可能となっている。寿司は、触れずに開閉できる「抗菌寿司カバー」で提供する。
レーンに取り付けた小型AIカメラが、皿を自動的にカウントするセルフチェック、セルフレジの導入など感染症防止策を徹底した。
なお、緊急事態宣言期間中の店内営業時間は20時までとなるが、テイクアウトは22時30分まで実施する(くら寿司では持ち帰りは全417店・1月14日現在、デリバリーは165店で対応)。
同社広報は、「感染防止策が徹底している店舗ということで、顧客から好評を得ており、月次売上も堅調に推移している。今後、前年比約2倍と需要が増えている持ち帰りサービスを拡充する。都心型店に関しても、コロナ後の外食需要を見据え、ビジネスパーソンといった新規顧客の取り込みを図っていきたい」としている。
今後、都心型店舗は「武蔵小杉店」1月28日プレオープン(2月1日グランドオープン)、「赤羽駅東口店」2月5日プレオープン(2月8日グランドオープン)を予定している。
■店舗概要
渋谷駅前店
住所:東京都渋谷区宇田川町23-3 渋谷第一勧銀共同ビル7階(渋谷駅から徒歩約2分)
営業時間:(通常)平日11時~23時、土日祝10時20分~23時
※ラストオーダー22時30分
※1月14日は12時~20時
TEL:03-6277-5601(持ち帰りの注文可)
駐車場:なし
座席数:159席(カウンター9席、ボックス6人席×8、ボックス4人席×25、2人席×1)
■西新宿店
住所:東京都新宿区西新宿7-1-7 新宿ダイカンプラザA館2階(新宿駅から徒歩約2分)
営業時間:(通常)平日11時~23時、土日祝11時~23時
※ラストオーダー22時30分
※1月14日は12時~20時
TEL:03-5937-2016(持ち帰りの注文可)
駐車場:なし
座席数:192席(カウンター28席、ボックス6人席×22、ボックス4人席×8)
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